平成29年5月29日(月)、菅野博史先生による第14回目の「『法華玄義』講義」が行われました。今回は「迹門の十妙」うち、前講義の続きの「行妙」および「位妙」、「三法妙」についての講義でした。その概略を報告いたします。
まず、前講義の続きである「行妙」について、別教の次第の五行(聖行・梵行・天行・嬰児行・病行)と円教の不次第の五行についての講義をされました。
次に「位妙」について、智顗は、『法華経』の薬草喩品に説かれる「三草二木の譬喩」と「最実事」によって、小草の位、中草の位、上草の位、小樹の位、大樹の位、最実位の六位を立て、四教の位を明らかにしたこと、「三法妙」については、三法(境・智・行)の意味と三法妙の構成や、境・智・行・位を三軌(真性軌・観照軌・資成軌)の関係、四教それぞれにおける三軌等についての解説をされました。
次回は、6月26日(月)18:30より「感応妙」の講義となります。当日のみの受講(1回3,000円)も随時受け付けておりますので、本HP内の「受講のお申込み」からお申込みください。皆さま奮ってご参加ください。(文責・編集部)