法華コモンズ

 

お知らせ

 

〇「法華コモンズがめざすもの」(西山理事長講義レジュメ)をメニュー項目としてアップしました。法華コモンズの理念と目標が述べられています。ぜひご覧ください!

この8月より対面講義の会場が、祖師堂「地階ホール」に変わります。

全ての講義の会場が「地階ホール」になりますので、ご注意ください。

 

        【月の法華コモンズ講座一覧】                                      

【オンライン講義】 8月6日(土)午後4時半~6時半  末木文美士 先生                                                                 連続講座 後期第4回「仏教哲学再考—『八宗綱要』を手掛かりに④」

【対面&実況講義】 8月27日(土)午後4時半~6時半  都守基一 先生                                                                 法華仏教講座 第5回「『開目抄』再考」 

 

【対面&実況講義】 8月29日(月)午後6時半~8時半  菅野博史 先生                                                                 連続講座 後期第5回「『法華経』『法華文句』講義」通算51回目 

 

法華コモンズでは現在、講座開催にあたり対面講義またはオンライン講義で開催、終了後は講義動画配信を行っております。2022年も対面講義またはオンライン講義、そして対面&オンライン実況のハイブリッド講義で開催して参ります。なお、状況により対面講義が難しい場合は、このブログにてオンライン講義への変更をお知らせしますので、必ず事前のチェックをお願いいたします。
なお、対面講義でもオンライン講義でも、当日に欠席となった受講者には、講義の終了後に「講義の動画配信」を行いますので、会場に来れない方や日程が合わない方も、動画により受講することができますので、ぜひ遠方の方も受講申込をお願い申し上げます

 

※【対面講義】の会場は、祖師堂「地階ホール」が基本となります。
※菅野先生の「『法華経』「法華文句」講義」は「対面講義」となりましたが、長時間講義での感染予防のため福神研主催「摩訶止観講義」は当分休講します。
★『2022年度後期講座パンフレット』が出来ました! ここをクリック
★『法華コモンズ通信』第9号が発刊です! ここをクリック

 

 

【講義動画を体験してください】

⇒菊地先生のご厚意により、無償の動画講座となりました。詳細はここをクリック!([講義のようす]へ)
◎菊地先生の『日本人と山の宗教』が、「JBpress」のHPの「動画で新刊紹介」で取り上げられました。題名は「登山愛好者が知るべき「山の宗教、その千年の歴史」です。菊地先生が40分間近くインタビューに答えて本書を解説されています。ぜひご覧ください。⇒https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/62060

【new!】当法華コモンズ仏教学林の教学委員・花野充道博士の古稀記念論文集『仏教思想の展開』『日蓮仏教とその展開』が発刊されました!  ―花野博士の年譜、著書・論文目録、そして、長編の研究論文をはじめ、当学林関係者、また、当学林でご講義いただいた多くの先生方の最先端の論攷が収録されています!――

花野充道博士古稀記念論文集(全2巻)

第1巻『仏教思想の展開』

第2巻『日蓮仏教とその展開』

(2020 年10月、山喜房佛書林)

2冊1セット 30,000円+税

―――――◇―――――

第1巻『仏教思想の展開』(A5判 838頁)

目次

『法華経』の女人成仏観と日蓮 ―「変成男子」とsaṃdarśana-

岡田真水

法華経の付嘱について

前川健一

「不軽菩薩『我深敬』等の二十四字と日蓮の題目」 ―インド・オリジナル法華経から見て―

苅谷定彦

常不軽菩薩の授記と但行礼拝について

澁澤光紀

『無量義経』の真偽をめぐって

大竹 晋

『高王観世音経』の起源 ―「仏説観世音経」から「仏説高王経」へ―

池 麗梅

世親『法華論』のチベット語訳は存在したのか

望月海慧

馬鳴菩薩造・真諦三蔵訳『大宗地玄文本論』の成立事情

石井公成

「真如随縁」の相即論に関する一考察

井上克人

『大乗起信論』における「本覚」「始覚」の成立について ―「従本已礼」という表現に注目して―

藤井 淳

仏性論争における『大乗起信論』の位置

藤村 潔

『大乗起信論義記』における無碍説 ―『探玄記』との比較を中心に―

金 天鶴

『大乗止観法門』に見える真如・如来蔵説 ―『究竟一乗宝性論』との関連性を中心として―

李 子捷

天台智顗における法雲の法華教学批判と受容の再検討

早川貴司

天台智顗における燃灯仏理解の一側面 ―『法華玄義』の引用を中心にして―

村上東俊

天台智顗の死について ―中国の学者の解釈を中心として―

菅野博史

章安灌頂による『摩訶止観』の本文整備 ―十境・十乗観法(近方便)を中心に―

村上明也

李華撰『故左渓大師碑』に見る知識人の佛敎認識

伊吹 敦

唐代における『法華経』信仰の諸相

松森秀幸

中国天台における『金光明経』思想の受容

林 鳴宇

最澄『通六九証破比量文』の思想的位置 ―二比量を中心に―

師 茂樹

伝聖覚撰『大原談義聞書鈔』と本覚思想

安達俊英

天台本覚思想と證空 ―「現生往生」思想の究明を射程に入れて―

中村玲太

道元禅師と本覚思想

清野宏道

再考・持経者から日蓮へ ―虚空蔵求聞持法と『不動愛染感見記』―

菊地大樹

言霊と真言と題目 ―聖なる言葉と予言をめぐって―

鎌田東二

日蓮と密教 ―虚空蔵求聞持法、三光天子、戒家の印―

杉原愼了

日蓮の三論批判

奧野光賢

鳳潭の『大乗起信論義記幻虎録』について ―その思想史の位置づけを中心に―

張 文良

鳳潭と性悪説 ―『起信論註疏非詳略訣』を中心に―

末木文美士

『立正安国論』の近代 ―二つの「立正安国」の論理とそのゆくえ―

佐藤弘夫

仏教とマインドフルネス ―アメリカのマインドフルネス―

古瀬珠水

――――――◇――――――

第2巻『日蓮仏教とその展開』(A5判 866頁)

目次

花野充道博士 年譜

花野充道博士 著書・論文目録

日蓮教学の思想史学的探求

花野充道

日蓮聖人の法華経救済のイメージと『大曼荼羅』図顕

渡邊寳陽

日蓮における地涌・上行菩薩の自覚をめぐる論争 ―論点整理―

間宮啓壬

日蓮教学における題目論の一断面

布施義高

事の一念三千に関する再考察 ―題目との関係性をめぐって―

三浦和浩

『兄弟鈔』における「伯夷伝」小考

大賀義明

日蓮真蹟遺文『下方他方旧住菩薩事』について

山上弘道

日蓮遺文に登場する北条一族覚書 ―呼称・人物比定・日蓮遺文の真偽―

坂井法曄

佐渡国法華講衆について ―「師弟子の法門」のこと―

大黒喜道

日蓮と法華講会

石附敏幸

慶林日隆の八品正意論管見

大平宏龍

慶林坊日隆の一仏二名論 ―立論の動機と目的―

平島盛龍

日隆門流の形成と教団維持に関する一考察

小西日遶

了義院日達と本有院日相の論議応酬の一考察

鈴木正嚴

近世不受不施論争における権力に対する譲歩と殉教 ―国主の不施の受不受の問題を中心に―

ジャクリーン・ストーン

佛立開導・長松日扇師の信行成仏論 ―三途成不論争を通して―

福岡日雙

創価学会草創期における政界進出の理念と動機を再考する

中野 毅

日本の近現代と日蓮仏教の「再歴史化」 ―国柱会と創価学会の「国立戒壇」論の場合―

西山 茂

日蓮主義と九識論 ―田中智学と宮沢賢治における九識心王の日蓮をめぐって―

ブレニア・ユリア

望月歓厚『日蓮教学の研究』における本尊論の検討

宮田幸一

現代修行道場の諸問題 ―僧としての修行者は如何にあるべきか―

戸田日晨

法華コモンズの講座一覧

各講座とも当日受講(途中受講)が可能です。

2022年度(後期)講座一覧

開講予定の講座 受講受付中です。

※下記日程は、開講決定時のものです。新型コロナウィルス等による日程変更については、上部の緊急連絡にてご確認ください。

連続講座「仏教哲学再考―『八宗綱要』を手掛かりに ⑤」 末木文美士

講座 詳細

「仏教哲学再考―『八宗綱要』を手掛かりに⑤」

会 場: オンライン講義&配信

開催日:第1回(第17講) 2022年11月19日(土) 午後4時30分~午後6時30分

第2回(第18講) 12月17日(土) 午後4時30分~午後6時30分

第3回(第19講) 2023年1月7日(土) 午後4時30分~午後6時30分

第4回(第20講) 2月11日(土) 午後4時30分~午後6時30分

受講料: 10,000円(全4回) ※当日1回の受講は3,000円です。

《講師よりのコメント》

凝然『八宗綱要』(1268)は、著者29歳の若書きであるが、750年経った今日でも、仏教教学の全般を見渡すには、本書に優るものはない。とは言え、形式的に主要概念を羅列しただけのところも多く、いわば暗記用の受験参考書のような味気ないところがある。それ故、手掛かりとしては便利であるが、それ以上の内実を求めるのは難しい。そこで、本講義では、講読という形ではなく、本書を手掛かりとしつつも、それに捉われずに、諸宗の教学を今日どのように受け止め、考えたらよいのか、応用的に問題を広げ、手探りして検討していきたい。前期の継続で、付録の禅と浄土を中心に取り上げ、ひとまず読み終わるようにしたいが、新規聴講も問題ない。下記テキストを用いるので、聴講者には毎回多少予習しておくことを求める。
★教科書:鎌田茂雄全訳注『八宗綱要』(講談社学術文庫)

《講師略歴》

末木文美士(すえき ふみひこ):1949 年山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。現在、東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授、未来哲学研究所所長。専攻は仏教学、日本思想。著書に『日本仏教史 思想史としてのアプローチ』(新潮文庫)、『仏教 言葉の思想史』(岩波書店)、『日蓮入門 現世を撃つ思想』(ちくま新書)、『思想としての仏教入門』(トランスビュー)、『『碧巌録』を読む』(岩波現代文庫)、『草木成仏の思想』(サンガ)、『冥顕の哲学1、2』(ぷねうま舎)、『日本思想史』岩波新書、他多数。

シリーズ講座「法華仏教講座」 全5回

講座 詳細

「法華仏教講座」

「法華仏教講座」

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール(&オンライン実況)

開催日: 2022年度 後期5回 ※原則毎月1回土曜日 午後4時30分~6時30分 ※対面講義が不可の場合は、オンラインまたは動画配信講義に切替えて開催する予定です

受講料: 1期分10,000円(半年間5回)※1回のみ聴講:3,000円

《講師よりのコメント》

各回の講座概要は、こちらのパンフレットPDF法華コモンズ受講用パンフ2022年度 後期P.10~12にてご確認ください。

 

《講師略歴》

第1回

西山明仁(にしやまみょうにん):1978年新潟県三条市生まれ。立正大学大学院修士課程修了。現在、法華宗(陣門流)宗学研究所研究員、法華宗(陣門流)学林教授、法華コモンズスタッフ、『法華仏教研究』編集委員。「摩訶一日印の本尊論の一考察」(『法華仏教研究』第30号、2020年)、日蓮花押の母字の考察」(『法華仏教研究』第33号、2022年)等。

第2回

望月海慧(もちづきかいえ):1962年、山梨県生まれ。東京都立大学法学部法律学科卒業、立正大学大学院文学研究科博士課程単位取得、ハンブルク大学インド・チベット歴史文化研究所客員研究員、博士(文学、立正大学)。現在、身延山大学教授。
著書に、A Study of the Mahāsūtrasamuccaya of Dīpaṃkaraśrījñāna 2 vols., Minobusan University, 2001-4、『TĀRANĀTHAのDMU MA THEG MCHOG研究』(身延山大学チベット学研究室, 2011年)、『全訳 アティシャ 菩提道灯論』(起心書房、2015年)他。

第3回

松尾剛次(まつおけんじ):1954年長崎県生まれ。1981年東京大学博士課程を経て、山形大学へ着任。2019年山形大学を退職。山形大学名誉教授。著書に、『勧進と破壊の中世史』『中世律宗と死の文化』『新版 鎌倉新仏教の成立』(いすれも吉川弘文館)、『仏教入門』(岩波ジュニア新書)、『破戒と男色の仏教史』『葬式仏教の誕生』『知られざる親鸞』『日本仏教史入門』(いずれも平凡社新書)他。

第4回

菅原関道(すがわらかんどう):1959年、北海道生まれ。立正大学仏教学部宗学科卒。現在、興風談所所員。近年の論文に「『曾谷入道殿許御書』「娑婆世界衆生最初下種菩薩也」考」(『興風』32号)、「『法華取要抄』と『曾谷入道殿許御書』の比較考察」(『興風』33号)がある

第5回

花野充道(はなのじゅうどう):1950 年京都府生まれ。早稲田大学大学院文学部東洋哲学専攻博士課程修了。 博士(文学)。法華仏教研究会主宰。『法華仏教研究』編集長。法華コモンズ仏教学林教学委員。単著に『天台本覚思想と日蓮教学』(山喜房仏書林,2010年)、単編著に『シリーズ日蓮第1巻・法華経と日蓮』(春秋社,2014年)、『シリーズ日蓮第2巻・日蓮の思想とその展開』(春秋社、2014年)、『シリーズ日蓮第3巻・日蓮教団の成立と展開』(春秋社、2015年)、『花野充道博士古稀記念論文集-仏教思想の展開・日蓮仏教とその展開』(山喜房仏書林、2020年)。他、論文多数。





(2022年度 後期5回)

第1回

日蓮花押の母字について-西山明仁先生

10月29日

第2回

チベット仏教の他空説の源流について-望月海慧先生

11月26日

第3回

日蓮伝再考~日蓮神話を超えて-松尾剛次先生

12月24日

第4回

『観心本尊抄』から『曾谷入道殿許御書』へ-菅原関道先生

2023年1月28日

第5回

『大乗起信論』の本覚思想について-花野充道先生

3月25日

講座「震災転移論―末法の世に菩薩が来りて衆生を救う?」 磯前順一

講座 詳細

「歴史から考える日本仏教⑧  裏から読む鎌倉時代―日蓮遺文紙背文書の世界―」

会 場: オンライン講義&動画配信

開催日: 2022年度 後期全6回 ※ 午後4時30分~6時30分(講義1時間半、討議30分)

第1回 10 月3日(月) 傾聴論の限界 石巻 ―― 翻訳不能な起源
第2回 11 月14日(月) 差別論 京都 ―― 不可視の社会構造
第3階 12 月12 日(月) 死者論 南相馬 ―― 謎めいた他者の眼差し

第4回 2023年1 月16 日(月) 感染する不安 東京 ―― <転移/逆転移>論

第5回 2 月20 日(月) 幽霊のいない町 双葉 ―― 翻訳論

第6回 3 月13 日(月) 想いをかたちにして伝える いわき ―― 人間の主体化論

 

受講料: 1期分12,000円(全6回)※1回のみ聴講:3,000円

《講師よりのコメント》

2011年3月11日の東日本震災から十一年。しかし、一体、何が解決したというのか。廃炉への見通しがきかない福島第一原発。「おれは田舎に帰還してまだ四年。だから震災四年だ! 」しかも、戻るのは高齢者ばかり。そこに子供たちの笑顔はない。お酒を飲んでは、「生き残った自分が申し訳ない」と涙する老人たち。差別、搾取、そして否認。一体、誰のせいなのだろう。いつから、こんな無表情な人間になったのだろうと恥じ入る。
そんな私の心に浮かぶ光景は、 ≪籠のなかにいる鳥を眺める人間の風景≫。しかし、突然、その光景は一変する。《私が鳥、鳥が人間》。いつの間にか籠の中に私がいて、籠の外の巨大な鳥が私を眺めている、嗚呼。
話の舞台は、宮城県の津波で最大の被害に遭ったと言われる石巻市から始まり、仙台をへて、回復した常磐線に沿って南相馬、第一原発周辺の浪江町と双葉町へ、さらにはいわき湯本へと南下する。沢田研二の歌声に誘われて、声なき人々の魂の声に耳を傾けよう。死者たちの遺言どおり、希望の灯を点す最後の旅に出るのだ。人間が人間であるためには、人間だけでは生きていけない。果たして末法の世に菩薩は降臨して、衆生を救うのだろうか。信仰が問われるときである。
《参考書籍》
磯前順一『死者のざわめき 被災地信仰論』(河出書房新社、2015年)
磯前順一「Without You~あなたのいない世界を生きて」『別離の悲しみとともに生きる ー痛みを知ると
いうことー』(本願寺出版、2022年)

《講師略歴》

磯前順一(いそまえじゅんいち):1961年茨城県生まれ。宗教研究・批評理論。文学博士(東京大学)。東京大学助手、日本女子大学助教授を経て、現在、京都の国際日本文化研究センター教授。ロンドン大学、ハーバード大学、チューリヒ大学、チュービンゲン大学、ルール大学ボッフム、北京日本学研究センター、同志社大学などの客員教員や客員研究員を歴任する。単著に、東日本大震災後の東北地方を歩いたエッセイ『死者のざわめき 被災地信仰論』(河出書房新社、2015年) 、現代社会の心象風景を精神分析論の視点から読み解いた『昭和・平成精神史』(講談社、2019年)および『公共宗教論から謎めいた他者論へ』(春秋社、2022年10月刊行)など。現在、今回の講義の内容をもとにした著作『震災転移論』を、精神分析を中心に企画を立てる京都の出版社、木立の文庫から準備中。

講座「史実・僧侶妻帯世襲―ブッダ時代から現代まで」 大竹晋

講座 詳細

「史実・僧侶妻帯世襲―ブッダ時代から現代まで」

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール(&オンライン実況)

開催日: 2022年度 後期全6回 ※ 午後4時30分~6時30分(講義1時間半、討議30分)

第1回 10月22日(土) 海外篇・古代から現代までの僧侶妻帯世襲
第2回 11月5日(土) 日本篇Ⅰ・前近代の僧侶妻帯世襲――解禁はどう準備されたか
第3回12月3日(土) 日本篇Ⅱ・近現代の僧侶妻帯世襲――解禁はどう定着したか
第4回2023年1月14日(土) 日本篇Ⅲ・近現代の僧侶妻帯世襲――教義はどう変わったか:顕密篇
第5回2月4日(土) 日本篇Ⅳ・近現代の僧侶妻帯世襲――教義はどう変わったか:禅門篇
第6回3月4日(土) 日本篇Ⅴ・近現代の僧侶妻帯世襲――僧侶はどう変わったか

 

受講料: 1期分12,000円(全6回)※1回のみ聴講:3,000円

《講師よりのコメント》

今年は明治5年(1872)の太政官布告「自今僧侶肉食妻帯蓄髪等可為勝手事」から150年の節目の年にあたります。これにちなんで、僧侶妻帯世襲の歴史を振り返ることを企てました。
実のところ、僧侶妻帯世襲は仏教の歴史においてかならずしも珍しい現象ではありません。僧侶妻帯世襲が仏教教団によって公認されたのは近代の日本が最初ですが、公認されないまでも、海外や、前近代の日本においては僧侶妻帯世襲がしばしば確認されています。日本における僧侶妻帯世襲は、海外における僧侶妻帯世襲との比較のもとに、考察されるべきであると思われます。
従来、僧侶妻帯世襲については破戒という観点から批判的に言及されることが多かったのですが、そのようなことはかならずしも生産的な提言につながりません。日本においては、とりわけ、明治5年以降の僧侶妻帯世襲について、僧侶みずからが批判を恐れ、論題にすることを避ける傾向があるようですが、そのような傾向が続くならば、いずれ、世代交代が進むにつれ、資料の散逸、情報の忘失によって、史実の細部がわからなくなる恐れがあります。本講師はこのことを予期して、これまでできるかぎり資料の収集を心がけてきました。本講義においては、その一端を紹介することによって、あらためて江湖のかたがたに情報の提供を呼びかけたいと思います。講義の姿勢としては、民族学や文化人類学の姿勢に学びつつ、あくまでひとつの習俗として、僧侶妻帯世襲の史実を客観的に考察し、それによって将来に向けて生産的な提言を行なうことを目指します。

《講師略歴》

大竹 晋(おおたけすすむ):1974年岐阜県生まれ。筑波大学大学院哲学・思想研究科修了。博士(文学)。現在、宗教評論家、仏典翻訳家。専攻は大乗仏教。近年の著書に『宗祖に訊く――日本仏教十三宗 教えの違い総わかり』『大乗起信論成立問題の研究――『大乗起信論』は漢文仏教文献からのパッチワーク』『大乗非仏説をこえて――大乗仏教は何のためにあるのか』『セルフ授戒で仏教徒――五戒・八戒・菩薩戒、インド直伝実践マニュアル』(以上、国書刊行会)、『「悟り体験」を読む――大乗仏教で覚醒した人々』(新潮社)など、訳書に『現代語訳 最澄全集』全四巻(国書刊行会)などがある。

講座「『法華経』『法華文句』講義」 菅野博史

講座 詳細

「『法華経』『法華文句』講義」

先生

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール(&オンライン実況)

開催日: 2022年度 後期6回 ※原則最終 月曜日(12 月は別) 午後6 時30 分~8 時30 分

※対面講義が不可の場合は、オンラインまたは動画配信講義に切替えて開催する予定です。

受講料: 1期分12,000円(半年間6回)※1回のみ聴講:3,000円

《講師よりのコメント》

今年度の後期も、『法華経』『法華文句』の講義を継続します。『法華文句』は『法華経』の随文釈義の注釈書ですので、「注釈書読みの経典知らず」にならないためには、『法華文句』を読むときには、常に『法華経』の本文を読まなければなりません。現在、『法華文句』の本文を地道に読む機会はほとんどないと思われますので、この講義では、『法華文句』の本文をすべて読んでいます。もちろん同時に『法華経』も読んでいきます。受講生のご希望がある限り、地道に続けていきたいと思っています。後期も「方便品」の随文釈義の部分を学習していきます。
★教科書『法華文句』Ⅱ(第三文明社、各冊2,530円) ★コモンズ割引価格 2,000円(受付にて)
★『法華経』はプリントを配布します

《講師略歴》

菅野博史(かんのひろし):1952年福島県生まれ。1976年東京大学文学部印度哲学印度文学科卒業。1984年東京大学大学院博士課程(印度哲学)単位取得退学。1994年文学博士(東京大学)。現在、創価大学文学部教授、(公財)東洋哲学研究所副所長。専門は、仏教学、中国仏教思想史。著書に『一念三千とは何か―摩訶止観正修止観章―』(第三文明社)、『法華経入門』(岩波書店)、『中国法華思想の研究』(春秋社)、『南北朝・隋代の中国仏教思想研究』『法華経―永遠の菩薩道―』(大蔵出版)など多数。訳書に『現代語訳 法華玄義』上・下(東洋哲学研究所)、『現代語訳 法華玄義釈籤』上・中(松森秀幸と共訳、東洋哲学研究所)など多数。

(2022年度 後期6回)

第1回

10月24日

第2回

11月28日

第3回

12月19日

第4回

2023年1月30日

第5回

2月27日

第6回

3月27日

1日集中講座 ―講義と対談によるシンポジウム―佐藤弘夫×菊地大樹

講座 詳細

「偽書が生み出した日本仏教」

先生

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール(&オンライン実況)

開催日: 2022年11月12日(土) 午後1 時30 分~6 時30 分

受講料: 5,000円 ※対面、オンラインとも同額になります。

《講師よりのコメント》

日本中世とは膨大な偽書が作られた時代であり、新仏教もその思想風土の中から登場してきています。また新仏教の各宗祖が書き残されたもので最も数が多い「日蓮遺文」ですが、その真偽問題は今も教学上の大きな課題となっています。偽書はなぜ書かれ、広まっていったのか。
この一日集中講座では、佐藤弘夫先生と菊地大樹先生をお招きして、「偽書」をテーマに講義と討議をして頂き、たんなる個別文献の真偽論とは違った新たな文脈からその発生と意義について学んでいきます。

《講師略歴》

【講義1】佐藤弘夫(さとうひろお):1953年生まれ。東北大学大学院文学研究科教授。霊場・死生観・ヒトガミ・鎌倉仏教・ヤスクニなどをキーワードに、日本の思想と宗教を研究している。著書に、『神国日本』『日蓮「立正安国論」全訳注』(講談社学術文庫)、『死者の花嫁』(幻戯書房)、『鎌倉仏教』(ちくま学芸文庫)、『アマテラスの変貌』(法蔵館文庫)、『日本人と神』(講談社現代新書)などがある。

【講義2】菊地大樹(きくちひろき):1968年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。博士(文学)。現在、東京大学史料編纂所教授。著書に『中世仏教の原形と展開』(吉川弘文館、2007年)、『鎌倉仏教への道』(講談社、2011年)、『日本人と山の宗教』(講談社、2020年)他。論文に「再考:持経者から日蓮へ」(『花野充道博士古稀記念論集』山喜房仏書林、2020年)、「中世東国文化伝播論再考」(菊地大樹他編『寺社と社会の接点』高志書院、2021年)他。

【講義1】顕現する仏たち―「生身」と中世仏教 講師:佐藤弘夫 先生
【講義概要】
従来の鎌倉仏教研究では、遺文に混じる「偽書」は不純物とされ、いかにそれを取り除くかに多大な労力が費やされてきた。それが研究の精度向上に貢献したことに疑問の余地はないが、他方で祖師の思想を合理的な解釈の枠に当てはめて、それが本来持っていた生々しいエネルギーを切り捨ててきてしまったように思われる。
今回の講義では、「生身」をキーワードにして祖師たちの神秘体験に着目し、近代的な実証史学から見落とされてきた旺盛なパワーに満ち溢れた中世仏教像の再構築を試みるとともに、近代に至る広いコンテクストのなかで、それが持つ歴史的意義を探ってみたい。
〇参考文献:佐藤弘夫『偽書の精神史』講談社選書、2002年

 

【講義2】偽書と伝授―語りえぬものを語ること― 講師:菊地大樹 先生

【講義概要】
日本の歴史は作為の多い『日本書紀』から始まり、多くの偽書・偽文書を作り出していった。とくに、“正統”を判断するべき立場を欠いた中世日本の宗教にとって、そもそも「偽書」とはなんだったのか。今回は空海に仮託された『御遺告』や日蓮『不動愛染感見記』などを取りあげながら、中世宗教をあらたな段階に導く原動力として偽書を再評価したい。
〇参考文献:ルチア・ドルチェ「二元的原理の儀礼化―不動・愛染と力の秘像―」(同他編『儀礼の力―中世宗教の実践世界―』法蔵館、2010年)、菊地大樹「再考・持経者から日蓮へ―『虚空蔵求聞持法』と「不動愛染感見記」―」(花野充道博士古稀記念論文集刊行会編『仏教思想の展開』山喜房仏書林、2020年)。

 

≪進行予定≫
13:00 受付開始
13:30 開講 講座「偽書が生み出した日本仏教」 開講の挨拶と進行説明
13:40 講義Ⅰ 佐藤弘夫先生「顕現する仏たちー「生身」と中世仏教」(75分間)
14:55 休憩 (10分間)
15:05 講義Ⅱ 菊地大樹先生「偽書と伝授―語りえぬものを語ること―」(75分間)
16:20 休憩 (10分間)
16:30 質疑応答と対談 ※質疑は「質問用紙」と「口頭」で行う(120分間)
18:30 終了

2022年度(前期)講座一覧

開講予定の講座 受講受付中です。

※下記日程は、開講決定時のものです。新型コロナウィルス等による日程やオンライン講義への変更については、上部の緊急連絡にてご確認ください。

シリーズ講座「法華仏教講座」 全6回

講座 詳細

「法華仏教講座」

「法華仏教講座」

先生

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂3階会議室

開催日: 2022年度 前期6回 ※原則毎月1回土曜日 午後4時30分~6時30分 ※対面講義が不可の場合は、オンラインまたは動画配信講義に切替えて開催する予定です

受講料: 1期分12,000円(半年間6回)※1回のみ聴講:3,000円

《講師よりのコメント》

各回の講座概要は、こちらのパンフレットPDF法華コモンズ受講用パンフ2022年度 前期P.5~8にてご確認ください。

 

《講師略歴》

第1回

村上明也(むらかみ あきや):1982 年、京都府生まれ。龍谷大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、駒澤大学講師。専門は東アジアの仏教思想。編著書や分担執筆に『源信撰『阿弥陀経略記』の訳注研究』(法藏館、2020 年)、『蔵俊撰『仏性論文集』の研究』(法藏館、2019 年)他。論文に「章安灌頂による『摩訶止観』の本文整備―十境・十乗観法(近方便)を中心に― 」(花野充道博士古稀記念論文集『仏教思想の展開』、山喜房仏書林、2020 年)、「日本天台が与えた趙宋天台への影響―源信問・知礼答『答日本国師二十七問』を中心に―」(『日本仏教綜合研究』17、2019 年)他。

第2回

師茂樹(もろ しげき):1972 年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、東洋大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文化交渉学、関西大学)。現在、花園大学文学部教授。著書に『最澄と徳一 仏教
史上最大の対決』(岩波新書、2021 年)、『論理と歴史 東アジア仏教論理学の形成と展開』(ナカニシヤ出版、2015 年)、『『大乗五蘊論』を読む』(春秋社、2015 年)など。

第3回

芹澤寛隆(せりざわ かんりゅう):1980 年静岡県生まれ。東北大学大学院文学研究科文化科学専攻日本思想史専攻分野博士課程修了。博士(文学)。現在、法華宗(本門流)教学研究所研究員。日本思想史学会会員。専攻は日本思想史、日蓮聖人教学研究、おみくじ研究。著書に『常在寺蔵法華経御鬮霊感籤』。主要論文に「日蓮遺文の真偽:説話の内容を軸として」(『宗教研究』89 号、2015 年)、「法華経御籤に関する一考察―新出史料『法華宗御鬮繪鈔』を手がかりにー」(『桂林学叢』30 号、2019 年)など。

第4回

水谷進良(みずたに しんりょう):1985 年大阪府生まれ。立正大学仏教学部宗学科卒業。立正大学大学院文学研究科博士後期課程宗学コース満期退学。後、日蓮宗宗費研究員・立正大学日蓮教学研究所研究員を経て、現在日蓮宗現代宗教研究所研究員。専攻は主に日蓮教学・日蓮宗教学史。

第5回

都守基一(つもりきいち):1961 年、愛知県生まれ。立正大学大学院文学研究科仏教学専攻博士後期課程修了。現在、常円寺日蓮仏教研究所主任、身延山大学仏教学部非常勤講師。編著に『日蓮仏教研究』1~9、『中村檀林資料』1~3、『京都本法寺宝物虫払い出展目録』10 冊、『京都本山妙覚寺歴代先師会の栞』4 冊など。論文に「『法華取要抄』の草案について」(『大崎学報』154 号)、「日蓮聖人遺文『善無畏三蔵鈔』再考」(『日蓮仏教研究』1 号)、「『立正安国論』の再確認」(『身延山大学東洋文化研究所所報』16 号)など。

 

第6回

花野充道(はなの じゅうどう):1950 年京都府生まれ。早稲田大学大学院文学部東洋哲学専攻博士課程修
了。 博士(文学)。法華仏教研究会主宰。『法華仏教研究』編集長。法華コモンズ仏教学林教学委員。





(2022年度 前期6回)

第1回

天台と三論 -久遠実成を考える--村上明也先生

4月9日

第2回

最澄・徳一論争と、その後の展開-師茂樹先生

5月7日

第3回

法華御籤の成立と展開-芹澤寛隆先生

6月25日

第4回

賢樹院日寛教学をめぐって-水谷進良先生

7月30日

第5回

『開目抄』-都守基一先生

8月27日

第6回

日蓮教学における教観論と種脱論-花野充道先生

9月10日

連続講座「仏教哲学再考―『八宗綱要』を手掛かりに ④」 末木文美士

講座 詳細

「仏教哲学再考―『八宗綱要』を手掛かりに④」

会 場: オンライン講義

開催日:第1回(通算第13回) 5月14日(土) 午後4時30分~午後6時30分

第2回(通算第14回) 6月4日(土) 午後4時30分~午後6時30分

第3回(通算第15回) 7月2日(土) 午後4時30分~午後6時30分

第4回(通算第16回) 8月6日(土) 午後4時30分~午後6時30分

受講料: 10,000円(全4回) ※当日1回の受講は3,000円です。

《講師よりのコメント》

凝然『八宗綱要』(1268)は、著者29歳の若書きであるが、750年経った今日でも、仏教教学の全般を見渡すには、本書に優るものはない。とは言え、形式的に主要概念を羅列しただけのところも多く、いわば暗記用の受験参考書のような味気ないところがある。それ故、手掛かりとしては便利であるが、それ以上の内実を求めるのは難しい。そこで、本講義では、講読という形ではなく、本書を手掛かりとしつつも、それに捉われずに、諸宗の教学を今日どのように受け止め、考えたらよいのか、応用的に問題を広げ、手探りして検討していきたい。前年度の継続で、法相宗から読み始めるが、新規聴講も問題ない。下記テキストを用いるので、聴講者には毎回多少予習しておくことを求める。
★教科書:鎌田茂雄全訳注『八宗綱要』(講談社学術文庫)

《講師略歴》

末木文美士(すえき ふみひこ):1949 年山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。現在、東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授、未来哲学研究所所長。専攻は仏教学、日本思想。著書に『日本仏教史 思想史としてのアプローチ』(新潮文庫)、『仏教 言葉の思想史』(岩波書店)、『日蓮入門 現世を撃つ思想』(ちくま新書)、『思想としての仏教入門』(トランスビュー)、『『碧巌録』を読む』(岩波現代文庫)、『草木成仏の思想』(サンガ)、『冥顕の哲学1、2』(ぷねうま舎)、『日本思想史』岩波新書、他多数。

連続講座「歴史から考える日本仏教⑨  法華持経者の思想的系譜」 菊地大樹

講座 詳細

「歴史から考える日本仏教⑨  法華持経者の思想的系譜」

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂3階会議室

開催日: 2022年度 前期5回 ※原則第3火曜日 午後6時30分~8時30分

※特別講義のみ、開催日時・時間が異なりますのでご注意ください。

受講料: 1期分10,000円(半年間5回)※1回のみ聴講:3,000円

※対面講義が不可の場合は、オンライン講義に切替えて同じ日時にて開催する予定です

《講師よりのコメント》

この講座は、歴史学の立場から日本仏教のさまざまな側面を継続的に考えてゆくことを目指します。これは言い換えれば、教理文献に残された思想を、それが著された時代の文脈の中で立体的にとらえなおす営みに他なりません。しかもひとつの時代は系譜となって、前後に長く連なってもいます。そこで日蓮の生きた鎌倉時代をつねにどこかで射程に入れつつも、ときには原始古代にまでさかのぼり、また私たちの生きる近現代にも立ち戻って進んでいきたいと思います。
2022 年度前期は、日蓮が歴史に登場する前提となった「持経者」という宗教者の活動を追ってみましょう。古文書や公家日記、説話などを活用しながら、その歴史的な役割について考えてみたいと思います。法然
や親鸞、そして日蓮ら鎌倉仏教の祖師たちは、間違いなく宗教的エリートでした。しかし、彼らを孤独なインテリゲンチャとのみ考えることは、歴史的思考とは言えません。彼らの登場にはかならず歴史的な前提があり、それゆえに思想的系譜に位置づけることが可能となります。『法華経』にも説かれる持経者は、日蓮をはるかにさかのぼる8 世紀の日本に存在し、日蓮ののちも中世を通じて活動していました。彼らの修行内容は多彩で、山林修行者や密教の行者、また芸能に秀でた者たちも多かったのです。かつて「昼夜十二時の持経者」と自称した日蓮は、最後にはその立場を脱して「法華経の行者」となっていきます。両者にはどういう違いがあるのでしょうか。最終回の特別講義では間宮啓壬先生をお迎えし、対談形式で参加者と一緒にこの問題を考えていきたいと思います。

《講師略歴》

菊地大樹(きくちひろき):東京大学大学院修士課程修了。博士(文学)。現在、東京大学史料編纂所教授。著書に『中世仏教の原形と展開』(吉川弘文館、2007 年)、『鎌倉仏教への道』(講談社、2011 年)、『日本人と山の宗教』(講談社、2020 年)他。論文に「再考:持経者から日蓮へ」(『花野充道博士古稀記念論集』山喜房仏書林、2020 年)、「中世東国文化伝播論再考」(菊地大樹他編『寺社と社会の接点』高志書院、2021 年)他。

(2022年度 前期5回)

第1講

山林修行者と持経者

4月19日

第2講

持経者としての後白河院の宗教世界

5月17日

第3講

持経者から日蓮へ-密教をめぐる問題-

6月21日

第4講

南都堂衆の活動と持経者

7月19日

特別講義

対談:法華経の行者か、持経者か-間宮啓壬先生をお迎えして-

9月17日 16:30~19:30

連続講座「『法華経』『法華文句』講義」 菅野博史

講座 詳細

「『法華経』『法華文句』講義」

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂3階会議室

開催日: 2022年度 前期6回 ※原則毎月最終月曜日 午後6時30分~8時30分

受講料: 1期分12,000円(半年間6回)※1回のみ聴講:3,000円

※対面講義が不可の場合は、オンラインまたは動画配信講義に切替えて開催する予定です

《講師よりのコメント》

今年度の前期も、『法華経』『法華文句』の講義を継続します。『法華文句』は『法華経』の随文釈義の注釈書ですので、「注釈書読みの経典知らず」にならないためには、『法華文句』を読むときには、常に『法華経』の本文を読まなければなりません。現在、『法華文句』の本文を地道に読む機会はほとんどないと思われますので、この講義では、『法華文句』の本文をすべて読んでいます。もちろん同時に『法華経』も読んでいきます。受講生のご希望がある限り、地道に続けていきたいと思っています。前期も「方便品」の随文釈義の部分を学習していきます。
★教科書 『法華文句』Ⅰ~Ⅳ(第三文明社、各冊2,530 円)→割引価格各冊2,000 円
★『法華経』はプリントを配布します。

《講師略歴》

菅野博史(かんの ひろし):1952 年福島県生まれ。1976 年東京大学文学部印度哲学印度文学科卒業。1984年東京大学大学院博士課程(印度哲学)単位取得退学。1994 年文学博士(東京大学)。現在、創価大学文学
部教授、(公財)東洋哲学研究所副所長。専門は、仏教学、中国仏教思想史。著書に『一念三千とは何か―摩訶止観正修止観章―』(第三文明社)、『法華経入門』(岩波書店)、『中国法華思想の研究』(春秋社)、『南北朝・隋代の中国仏教思想研究』『法華経―永遠の菩薩道―』(大蔵出版)など多数。訳書に『現代語訳 法華玄義』上・下(東洋哲学研究所)、『現代語訳 法華玄義釈籤』上・中(松森秀幸と共訳、東洋哲学研究所)など多数。

(2022年度 前期6回)

第1回

4月25日

第2回

5月30日

第3回

6月27日

第4回

7月25日

第5回

8月29日

第6回

9月26日