法華コモンズ

 

お知らせ

法華コモンズでは、昨年3月よりコロナ禍対策として対面講義が出来ない場合には、「実況オンライン講義」または「講義動画配信」にて開講しています。2021年度前期も基本は対面講義で開催です。しかし、状況により対面が難しい場合は、このブログにて開催の変更をお知らせします。必ず事前のチェックをお願いいたします。ご了解のほど宜しくお願い申し上げます。
◎東京都他の緊急事態宣言中はすべてオンライン講義になります。常円寺祖師堂の会場には行かないよう、ご注意下さい。

なお、対面講義でもオンライン講義でも、当日に欠席となった受講者には、講義の終了後に「講義の動画配信」を行いますので、会場に来れない方や日程が合わない方も、動画により受講することができます

 

2021 年(令和3年)前期講座               

  ※下記の通り、9月の講座はすべて「オンライン実況講義に変更」となりました。 

 

【オンライン実況】9月 11日(土)午後4時半~6時半  末木文美士先生  

  「仏教哲学再考—『八宗綱要』を手掛かりに②」第4回(全4回) 終了しました

 

【オンライン実況】月21日(火)午後6時半~8時半  菊地大樹先生  

「日蓮をはぐくんだ房総地域の歴史と宗教を考える―房総地域の宗教文化と地域史から考える日本宗教史」第5講

 

【オンライン実況】9月27日(月)午後6時半~8時半  菅野博史先生  

  「『法華経』『法華文句』講義」第40回

 

※【対面講義】の会場は、祖師堂地階ホールから「3階会議室」に変更しましたのでご注意下さい。
※菅野先生の「『法華経』「法華文句」講義」は「対面講義」となりましたが、長時間講義での感染予防のため福神研主催「摩訶止観講義」は当分休講します。
★『2021年度後期講座パンフレット』が出来ました! ⇒ここをクリック
★『法華コモンズ通信』第7号が発刊です! ⇒ここをクリック

 

 

【講義動画を体験してください】

⇒菊地先生のご厚意により、無償の動画講座となりました。詳細はここをクリック!([講義のようす]へ)
◎菊地先生の『日本人と山の宗教』が、「JBpress」のHPの「動画で新刊紹介」で取り上げられました。題名は「登山愛好者が知るべき「山の宗教、その千年の歴史」です。菊地先生が40分間近くインタビューに答えて本書を解説されています。ぜひご覧ください。⇒https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/62060

【new!】当法華コモンズ仏教学林の教学委員・花野充道博士の古稀記念論文集『仏教思想の展開』『日蓮仏教とその展開』が発刊されました!  ―花野博士の年譜、著書・論文目録、そして、長編の研究論文をはじめ、当学林関係者、また、当学林でご講義いただいた多くの先生方の最先端の論攷が収録されています!――

花野充道博士古稀記念論文集(全2巻)

第1巻『仏教思想の展開』

第2巻『日蓮仏教とその展開』

(2020 年10月、山喜房佛書林)

2冊1セット 30,000円+税

―――――◇―――――

第1巻『仏教思想の展開』(A5判 838頁)

目次

『法華経』の女人成仏観と日蓮 ―「変成男子」とsaṃdarśana-

岡田真水

法華経の付嘱について

前川健一

「不軽菩薩『我深敬』等の二十四字と日蓮の題目」 ―インド・オリジナル法華経から見て―

苅谷定彦

常不軽菩薩の授記と但行礼拝について

澁澤光紀

『無量義経』の真偽をめぐって

大竹 晋

『高王観世音経』の起源 ―「仏説観世音経」から「仏説高王経」へ―

池 麗梅

世親『法華論』のチベット語訳は存在したのか

望月海慧

馬鳴菩薩造・真諦三蔵訳『大宗地玄文本論』の成立事情

石井公成

「真如随縁」の相即論に関する一考察

井上克人

『大乗起信論』における「本覚」「始覚」の成立について ―「従本已礼」という表現に注目して―

藤井 淳

仏性論争における『大乗起信論』の位置

藤村 潔

『大乗起信論義記』における無碍説 ―『探玄記』との比較を中心に―

金 天鶴

『大乗止観法門』に見える真如・如来蔵説 ―『究竟一乗宝性論』との関連性を中心として―

李 子捷

天台智顗における法雲の法華教学批判と受容の再検討

早川貴司

天台智顗における燃灯仏理解の一側面 ―『法華玄義』の引用を中心にして―

村上東俊

天台智顗の死について ―中国の学者の解釈を中心として―

菅野博史

章安灌頂による『摩訶止観』の本文整備 ―十境・十乗観法(近方便)を中心に―

村上明也

李華撰『故左渓大師碑』に見る知識人の佛敎認識

伊吹 敦

唐代における『法華経』信仰の諸相

松森秀幸

中国天台における『金光明経』思想の受容

林 鳴宇

最澄『通六九証破比量文』の思想的位置 ―二比量を中心に―

師 茂樹

伝聖覚撰『大原談義聞書鈔』と本覚思想

安達俊英

天台本覚思想と證空 ―「現生往生」思想の究明を射程に入れて―

中村玲太

道元禅師と本覚思想

清野宏道

再考・持経者から日蓮へ ―虚空蔵求聞持法と『不動愛染感見記』―

菊地大樹

言霊と真言と題目 ―聖なる言葉と予言をめぐって―

鎌田東二

日蓮と密教 ―虚空蔵求聞持法、三光天子、戒家の印―

杉原愼了

日蓮の三論批判

奧野光賢

鳳潭の『大乗起信論義記幻虎録』について ―その思想史の位置づけを中心に―

張 文良

鳳潭と性悪説 ―『起信論註疏非詳略訣』を中心に―

末木文美士

『立正安国論』の近代 ―二つの「立正安国」の論理とそのゆくえ―

佐藤弘夫

仏教とマインドフルネス ―アメリカのマインドフルネス―

古瀬珠水

――――――◇――――――

第2巻『日蓮仏教とその展開』(A5判 866頁)

目次

花野充道博士 年譜

花野充道博士 著書・論文目録

日蓮教学の思想史学的探求

花野充道

日蓮聖人の法華経救済のイメージと『大曼荼羅』図顕

渡邊寳陽

日蓮における地涌・上行菩薩の自覚をめぐる論争 ―論点整理―

間宮啓壬

日蓮教学における題目論の一断面

布施義高

事の一念三千に関する再考察 ―題目との関係性をめぐって―

三浦和浩

『兄弟鈔』における「伯夷伝」小考

大賀義明

日蓮真蹟遺文『下方他方旧住菩薩事』について

山上弘道

日蓮遺文に登場する北条一族覚書 ―呼称・人物比定・日蓮遺文の真偽―

坂井法曄

佐渡国法華講衆について ―「師弟子の法門」のこと―

大黒喜道

日蓮と法華講会

石附敏幸

慶林日隆の八品正意論管見

大平宏龍

慶林坊日隆の一仏二名論 ―立論の動機と目的―

平島盛龍

日隆門流の形成と教団維持に関する一考察

小西日遶

了義院日達と本有院日相の論議応酬の一考察

鈴木正嚴

近世不受不施論争における権力に対する譲歩と殉教 ―国主の不施の受不受の問題を中心に―

ジャクリーン・ストーン

佛立開導・長松日扇師の信行成仏論 ―三途成不論争を通して―

福岡日雙

創価学会草創期における政界進出の理念と動機を再考する

中野 毅

日本の近現代と日蓮仏教の「再歴史化」 ―国柱会と創価学会の「国立戒壇」論の場合―

西山 茂

日蓮主義と九識論 ―田中智学と宮沢賢治における九識心王の日蓮をめぐって―

ブレニア・ユリア

望月歓厚『日蓮教学の研究』における本尊論の検討

宮田幸一

現代修行道場の諸問題 ―僧としての修行者は如何にあるべきか―

戸田日晨

法華コモンズの講座一覧

各講座とも当日受講(途中受講)が可能です。

2021年度(後期)講座一覧

開講予定の講座 受講受付中です。

※下記日程は、開講決定時のものです。新型コロナウィルス等による日程変更については、上部の緊急連絡にてご確認ください。

連続講座「仏教哲学再考―『八宗綱要』を手掛かりに ③」 末木文美士

講座 詳細

「仏教哲学再考―『八宗綱要』を手掛かりに③」

先生

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール(予定)

※対面講義が不可の場合は、オンライン講義に切替えて同じ日時にて開催する予定です。

開催日:第1回(第9講) 2021年11月6日(土) 午後4時30分~午後6時30分

第2回(第10講) 12月11日(土) 午後4時30分~午後6時30分

第3回(第11講) 2022年1月8日(土) 午後4時30分~午後6時30分

第4回(第12講) 2月5日(土) 午後4時30分~午後6時30分

受講料: 10,000円(全4回) ※当日1回の受講は3,000円です。

《講師よりのコメント》

凝然『八宗綱要』(1268)は、著者29歳の若書きであるが、750年経った今日でも、仏教教学の全般を見渡すには、本書に優るものはない。とは言え、形式的に主要概念を羅列しただけのところも多く、いわば暗記用の受験参考書のような味気ないところがある。それ故、手掛かりとしては便利であるが、それ以上の内実を求めるのは難しい。そこで、本講義では、講読という形ではなく、本書を手掛かりとしつつも、それに捉われずに、諸宗の教学を今日どのように受け止め、考えたらよいのか、応用的に問題を広げ、手探りして検討していきたい。前期の継続で、天台宗から読み始めるが、新規聴講も問題ない。下記テキストを用いるので、聴講者には毎回多少予習しておくことを求める。
★教科書:鎌田茂雄全訳注『八宗綱要』(講談社学術文庫)

《講師略歴》

末木文美士(すえき ふみひこ):1949 年山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。現在、東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授、未来哲学研究所所長。専攻は仏教学、日本思想。著書に『日本仏教史 思想史としてのアプローチ』(新潮文庫)、『仏教 言葉の思想史』(岩波書店)、『日蓮入門 現世を撃つ思想』(ちくま新書)、『思想としての仏教入門』(トランスビュー)、『『碧巌録』を読む』(岩波現代文庫)、『草木成仏の思想』(サンガ)、『冥顕の哲学1、2』(ぷねうま舎)、『日本思想史』岩波新書、他多数。

シリーズ講座「法華仏教講座」 全6回

講座 詳細

「法華仏教講座」

先生

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール

開催日: 2021年度 後期6回 ※原則毎月1回土曜日 午後4時30分~6時30分 ※対面講義が不可の場合は、オンラインまたは動画配信講義に切替えて開催する予定です

受講料: 1期分12,000円(半年間6回)※1回のみ聴講:3,000円

《講師よりのコメント》

各回の講座概要は、こちらのパンフレットPDF法華コモンズ受講用パンフ2021年度 後期(最終版)P.5~8にてご確認ください。

 

《講師略歴》

第1回

川﨑弘志(かわさき ひろし):1954年12月大阪生まれ。大学卒業後、関東でエンジニアとして数社に勤務し現在にいたる。勤務の傍ら在野の研究者として『法華仏教研究』誌などに日蓮研究の論考を投稿している。『法華仏教研究』編集委員。

第2回

木村中一(きむら ちゅういち):1977年福井県生まれ。立正大学大学院文学研究科博士後期課程宗学コース単位取得満期退学。修士(文学)。現在、身延山大学仏教学部教授、身延山大学国際日蓮学研究所主任、東京都池上法養寺住職。専攻は主に日本仏教、日蓮教団史、日蓮聖人遺文研究。編著書および分担執筆に『朝夕諷誦日蓮聖人御遺文』(主筆編集・大本山池上本門寺、2019)、「日蓮教団と為政者」(『仏教と日本Ⅰ(日本佛教学会叢書)』法蔵館、2020)、『鷲峯山常忍寺史話』(鷲峯山常忍寺、2015)、『法華経の事典』(分担執筆・東京堂出版、 2013)他。

第3回

宮田幸一(みやた こういち):1949年、北海道室蘭市生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程満期退学。後、東洋哲学研究所研究員、新潟短期大学専任講師、創価大学文学部人文学科助教授を経て、創価大学文学部人文学科教授。現在、創価大学名誉教授。

第4回

西山茂(にしやま しげる):1942 年、埼玉県生まれ。東京教育大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得満期退学。東洋大学社会学部教授を経て、現在、東洋大学名誉教授、東洋大学東洋学研究所客員研究員、 法華コモンズ仏教学林理事長。専門は宗教社会学とりわけ宗教運動論と教団組織論。単著に『近現代日本の法華運動』(春秋社,2016年)、単編著に『シリーズ日蓮第4巻・近現代日本の法華運動と在家教団』(春秋社,2014年)、共編著に『新宗教事典』(弘文堂,1990年)、『現代人の宗教』(有斐閣,1988年)、 『リーディングス日本の社会学19・宗教』(東京大学出版会,1986年)などがある。

第5回

大竹晋(おおたけ すすむ):1974年岐阜県生まれ。筑波大学卒業。筑波大学大学院哲学・思想研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、仏典翻訳家。著書に『大乗起信論成立問題の研究』(国書刊行会)『「悟り体験」を読む』(新潮社)など、訳書に『現代語訳 最澄全集』全四巻(国書刊行会)などがある。

 

第6回

花野充道(はなの じゅうどう):1950 年京都府生まれ。早稲田大学大学院文学部東洋哲学専攻博士課程修了。 博士(文学)。法華仏教研究会主宰。『法華仏教研究』編集長。法華コモンズ仏教学林教学委員。
単著に『天台本覚思想と日蓮教学』(山喜房仏書林,2010年)、単編著に『シリーズ日蓮第1巻・法華経と日蓮』(春秋社,2014年)、『シリーズ日蓮第2巻・日蓮の思想とその展開』(春秋社、2014年)、『シリーズ日蓮第3巻・日蓮教団の成立と展開』(春秋社、2015年)、『花野充道博士古稀記念論文集-仏教思想の展開・日蓮仏教とその展開』(山喜房仏書林、2020年)。他、論文多数。





(2021年度 後期6回)

第1回

台密における日蓮の血脈相承の系譜-川﨑弘志先生

10月2日

第2回

近世における日蓮聖人遺文の編纂を考える-木村中一先生

11月27日

第3回

『観心本尊抄』本尊段の本尊と「本門本尊」との関係について-宮田幸一先生

12月4日

第4回

法華コモンズがめざすもの-西山茂先生

2022年1月22日

第5回

有と無と空と空性と-大竹晋先生

2月26日

第6回

天台教学の四重興廃と日蓮教学の五重相対-花野充道先生

3月26日

講座「歴史から考える日本仏教⑧  裏から読む鎌倉時代―日蓮遺文紙背文書の世界―」 菊地大樹

講座 詳細

「歴史から考える日本仏教⑧  裏から読む鎌倉時代―日蓮遺文紙背文書の世界―」

先生

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール

※対面講義が不可の場合は、オンライン講義に切替えて同じ日時にて開催する予定です。

開催日: 2021年度 後期全5回 ※ 午後6時30分~8時30分

第1講 10 月19 日(火) 日蓮遺文紙背文書とはなんだろう
第2講 11 月16日(火) 日蓮と富木氏・八幡荘
第3講 12 月21 日(火) 千葉氏の活動と京・鎌倉・鎮西

第3講 2022年1 月18 日(火) 日蓮をとりまく金融経済の世界

第3講 2 月15 日(火) 日蓮をとりまく百姓の世界

 

受講料: 1期分10,000円(全5回)※1回のみ聴講:3,000円

《講師よりのコメント》

この講座は、歴史学の立場から日本仏教のさまざまな側面を継続的に考えてゆくことを目指します。これは言い換えれば、教理文献に残された思想を、それが著された時代の文脈の中で立体的にとらえなおす営みに他なりません。しかもひとつの時代は系譜となって、前後に長く連なってもいます。そこで日蓮の生きた鎌倉時代をつねにどこかで射程に入れつつも、ときには原始古代にまでさかのぼり、また私たちの生きる近現代にも立ち戻って進んでいきたいと思います。
2021年度後期は、参加者とともに「日蓮遺文紙背文書」を読んでみたいと思います。紙が貴重だった時代、最初の役割を終えて反故となった手紙や事務書類などは、棄ててしまわずにその紙の裏側を日記や典籍の書写などに再利用しました。このようにして、偶然生き残った文書を「紙背文書」といいます。日蓮聖人の下総国における最大の外護者・富木常忍は、守護千葉氏のもとに事務官僚として仕えていましたが、手元に溜まった大量の反故紙を日蓮聖人に提供しました。それを利用して書かれた「天台肝要文」「破禅宗」「双紙要文」などのノート類は、いまも国指定重要文化財として中山法華経寺聖教殿に伝来しています。これらの聖教紙背文書からは、日蓮聖人の生きた時代の社会の息吹が生き生きと感じられます。
近年の研究に学びながら、「日蓮遺文紙背文書」から毎回テーマを選び、古文書の写真を見ながら活字テキストを読解しつつ、解説していきたいと思います。テキストは基本的に『千葉県の歴史』資料編・中世2を利用し、事務局にてご用意いたします。

《講師略歴》

菊地大樹(きくちひろき): 東京大学大学院修士課程修了。博士(文学)。現在、東京大学史料編纂所教授。著書に『鎌倉仏教への道』(講談社、2011年)、『日本人と山の宗教』(講談社、2020年)他。論文に「再考:持経者から日蓮へ」(『花野充道博士古稀記念論集』山喜房仏書林、2020年)、「円爾系の印信から見る禅と密」(末木文美士他編『中世禅の知』、臨川書店、2021年)他。

講座「『法華経』『法華文句』講義」 菅野博史

講座 詳細

「『法華経』『法華文句』講義」

先生

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール

開催日: 2021年度 後期6回 ※原則最終 月曜日(12 月は別) 午後6 時30 分~8 時30 分

※対面講義が不可の場合は、オンラインまたは動画配信講義に切替えて開催する予定です。

受講料: 1期分12,000円(半年間6回)※1回のみ聴講:3,000円

《講師よりのコメント》

今年度の後期も、『法華経』『法華文句』の講義を継続します。『法華文句』は『法華経』の随文釈義の注釈書ですので、「注釈書読みの経典知らず」にならないためには、『法華文句』を読むときには、常に『法華経』の本文を読まなければなりません。現在、『法華文句』の本文を地道に読む機会はほとんどないと思われますので、この講義では、『法華文句』の本文をすべて読んでいます。もちろん同時に『法華経』も読んでいきます。受講生のご希望がある限り、地道に続けていきたいと思っています。
方便品の随文釈義の部分を学習中です。

《講師略歴》

菅野博史(かんのひろし):1952年福島県生まれ。1976年東京大学文学部印度哲学印度文学科卒業。1984年東京大学大学院博士課程(印度哲学)単位取得退学。1994年文学博士(東京大学)。現在、創価大学文学部教授、(公財)東洋哲学研究所副所長。専門は、仏教学、中国仏教思想史。著書に『一念三千とは何か―摩訶止観正修止観章―』(第三文明社)、『法華経入門』(岩波書店)、『中国法華思想の研究』(春秋社)、『南北朝・隋代の中国仏教思想研究』『法華経―永遠の菩薩道―』(大蔵出版)など多数。訳書に『現代語訳 法華玄義』上・下(東洋哲学研究所)、『現代語訳 法華玄義釈籤』上(松森秀幸と共訳、東洋哲学研究所)など多数。

(2021年度 後期6回)

第1回

10月25日

第2回

11月29日

第3回

12月20日

第4回

2022年1月31日

第5回

2月28日

第6回

3月28日

2021年度(前期)講座一覧

開講予定の講座 受講受付中です。

※下記日程は、開講決定時のものです。新型コロナウィルス等による日程やオンライン講義への変更については、上部の緊急連絡にてご確認ください。

連続講座「仏教哲学再考―『八宗綱要』を手掛かりに ②」 末木文美士

講座 詳細

「仏教哲学再考―『八宗綱要』を手掛かりに②」

先生

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール(予定)

※対面講義が不可の場合は、オンライン講義に切替えて同じ日時にて開催する予定です。

開催日:第1回(通算第5回) 5月8日(土) 午後4時30分~午後6時30分

第2回(通算第6回) 6月5日(土) 午後4時30分~午後6時30分

第3回(通算第7回) 7月3日(土) 午後4時30分~午後6時30分

第4回(通算第8回) 9月11日(土) 午後4時30分~午後6時30分

受講料: 10,000円(全4回) ※当日1回の受講は3,000円です。

《講師よりのコメント》

凝然『八宗綱要』(1268)は、著者29歳の若書きであるが、750年経った今日でも、仏教教学の全般を見渡すには、本書に優るものはない。とは言え、形式的に主要概念を羅列しただけのところも多く、いわば暗記用の受験参考書のような味気ないところがある。それ故、手掛かりとしては便利であるが、それ以上の内実を求めるのは難しい。そこで、本講義では、講読という形ではなく、本書を手掛かりとしつつも、それに捉われずに、諸宗の教学を今日どのように受け止め、考えたらよいのか、応用的に問題を広げ、手探りして検討していきたい。前年度の継続で、法相宗から読み始めるが、新規聴講も問題ない。下記テキストを用いるので、聴講者には毎回多少予習しておくことを求める。
★教科書:鎌田茂雄全訳注『八宗綱要』(講談社学術文庫)

《講師略歴》

末木文美士(すえき ふみひこ):1949 年山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。現在、東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授、未来哲学研究所所長。専攻は仏教学、日本思想。著書に『日本仏教史 思想史としてのアプローチ』(新潮文庫)、『仏教 言葉の思想史』(岩波書店)、『日蓮入門 現世を撃つ思想』(ちくま新書)、『思想としての仏教入門』(トランスビュー)、『『碧巌録』を読む』(岩波現代文庫)、『草木成仏の思想』(サンガ)、『冥顕の哲学1、2』(ぷねうま舎)、『日本思想史』岩波新書、他多数。

連続講座「歴史から考える日本仏教⑦  日蓮をはぐくんだ房総地域の歴史と宗教を考える」 菊地大樹

講座 詳細

「歴史から考える日本仏教⑦  日蓮をはぐくんだ房総地域の歴史と宗教を考える」

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール

開催日: 2021年度 前期3回 ※原則第4火曜日 午後6時30分~8時30分

受講料: 1期分8,000円(半年間3回)※1回のみ聴講:3,000円

※対面講義が不可の場合は、オンライン講義に切替えて同じ日時にて開催する予定です

《講師よりのコメント》

この講座は、歴史学の立場から日本仏教のさまざまな側面を継続的に考えてゆくことを目指します。これは言い換えれば、教理文献に残された思想を、それが著された時代の文脈の中で立体的にとらえなおす営みに他なりません。しかもひとつの時代は系譜となって、前後に長く連なってもいます。そこで日蓮の生きた鎌倉時代をつねにどこかで射程に入れつつも、ときには原始古代にまでさかのぼり、また私たちの生きる近現代にも立ち戻って進んでいきたいと思います。
2021 年度前期は、主として16 世紀までの房総地域に焦点を当てて考えていきたいと思います。いままでの講義では、おもに政治の中心地であった京都や鎌倉において展開した宗教や日蓮の活動に焦点を当ててきました。しかし、江戸時代までの日本列島では、政治・経済・文化・宗教などあらゆる面で、地域ごとにおおきく異なる歴史の流れがあります。これらを丁寧に見ていくことで、日本の歴史や宗教にもさらに興味深い発見があるかもしれません。いうまでもなく、房総地域は日蓮の生誕地であり、また大事な活動の拠点でもありました。なぜ房総地域は日蓮を生み出したのか、またその後も多くの日蓮宗寺院が発展したのか。このような素朴な疑問から始めて、地域史の魅力を再発見していきましょう。

《講師略歴》

菊地大樹(きくちひろき):1968 年東京都生まれ。東京大学大学院修士課程修了。博士(文学)。現在、東京大学史料編纂所教授。著書に『鎌倉仏教への道』(講談社、2011 年)、『日本人と山の宗教』(講談社、2020年)他。論文に「宗派仏教論の展開過程」(佐藤文子他編『日本宗教史研究の軌跡』、吉川弘文館、2020 年)、「再考:持経者から日蓮へ」(『花野充道博士古稀記念論集』山喜房仏書林、2020 年)他。

(2021年度 前期6回)

第1講

房総地域の古代史 

4月20日

第2講

平安時代の房総地域

5月18日

第3講

鎌倉幕府の成立と房総地域

6月15日

第4講

日蓮の活動と房総地域

7月20日

第5講

室町戦国時代の房総地域

8月17日

第6講

房総地域の宗教文化(「地域史から考える日本宗教史」を含む)

9月21日

連続講座「日蓮霊跡の再認識と顕彰の歴史」 寺尾英智

講座 詳細

「日蓮霊跡の再認識と顕彰の歴史」

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール

開催日: 2021年度 前期6回 ※毎月第3火曜日 午後6時30分~8時30分

受講料: 1期分12,000円(半年間6回)※1回のみ聴講:3,000円

※対面講義が不可の場合は、オンライン講義に切替えて同じ日時にて開催する予定です

《講師よりのコメント》

日蓮の活動に関わった場所は、後世の日蓮継承者から、祖師の生涯を偲び追体験する特別な場所であると観念され、霊跡と位置付けられた。近世には、広範な寺社参詣が隆盛する。遠隔地にある霊山や有名寺社、
或いは都市内の諸寺社などへと、様々な社会階層の人々が参詣した。寺社はまた名所旧跡として、信仰のためだけではなく、行楽で訪れる場所ともなっていった。この様な中で、日蓮の霊跡は、どの様な様相を示し
ていたのであろうか。本講義では、鎌倉や房総などの日蓮霊跡を取り上げ、知識人や庶民層などに日蓮霊跡がどの様に認識されていたのか、また寺院側が霊跡をどの様に提示していたのか、霊跡の具体像の一端を明
らかにしたい。

《講師略歴》

寺尾英智(てらお えいち):1957年生まれ。立正大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。身延山大学教授を経て、現在、立正大学仏教学部教授。専門は日蓮教団史。著書に『日蓮聖人真蹟の形態と伝来』(雄山閣、1997年)、『小湊山史の散策』(誕生寺、2000年)、『日蓮信仰の歴史を探る』(山喜房仏書林、2016年)他、共編著に『反骨の導師 日親・日奥』(吉川弘文館、2004年)、『図説日蓮聖人と法華の至宝』第一巻曼荼羅本尊(同朋舎メディアプラン、2012年)他。

(2021年度 前期3回)

第1回

4月27日

第2回

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連続講座「『法華経』『法華文句』講義」 菅野博史

講座 詳細

「『法華経』『法華文句』講義」

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール

開催日: 2021年度 前期6回 ※原則毎月最終月曜日 午後6時30分~8時30分

受講料: 1期分12,000円(半年間6回)※1回のみ聴講:3,000円

※対面講義が不可の場合は、オンラインまたは動画配信講義に切替えて開催する予定です

《講師よりのコメント》

今年度の前期も、『法華経』、『法華文句』(巻第三上)の講義を継続します。『法華文句』は『法華経』の随文釈義の注釈書ですので、「注釈書読みの経典知らず」にならないためには、『法華文句』を読むときには、常に『法華経』の本文を読まなければなりません。現在、『法華文句』の本文を地道に読む機会はほとんどないと思われますので、この講義では、『法華文句』の本文をすべて読んでいます。もちろん同時に『法華経』も読んでいきます。受講生のご希望がある限り、地道に続けていきたいと思っています。なお、福神研究所主催の『摩訶止観』の講義はすでに六年目に入り、巻第五下(十乗観法の破法遍の部分)が終わるところですが、現下のコロナ禍が終息するまでは長時間の密接を避けるため、昨年3月より休講しております。
★教科書 『法華文句』Ⅰ~Ⅳ(第三文明社、各冊2,530 円)→割引価格各冊2,000 円
★『法華経』はプリントを配布します。

《講師略歴》

菅野博史(かんの ひろし):1952 年福島県生まれ。1976 年東京大学文学部印度哲学印度文学科卒業。1984年東京大学大学院博士課程(印度哲学)単位取得退学。1994 年文学博士(東京大学)。現在創価大学文学部教授、(公財)東洋哲学研究所副所長。専門は、仏教学、中国仏教思想史。著書に『一念三千とは何か―摩訶止観正修止観章―』(第三文明社)、『法華経入門』(岩波書店)、『中国法華思想の研究』(春秋社)、『南北朝・隋代の中国仏教思想研究』『法華経―永遠の菩薩道―』(大蔵出版)、他。訳書に『法華文句・ⅠⅡⅢⅣ』(第三文明社)、『現代語訳 法華玄義』(上)(下)(東洋哲学研究所)。

(2021年度 前期6回)

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