法華コモンズ

 

お知らせ

【New‼】

〇山上弘道著『日蓮の諸宗批判―「四箇格言の再歴史化」の前提—』が、無料公開されました‼ 詳しい説明は下記の欄をお読み頂き、6月15日(土)集中講義「『日蓮遺文解題集成』の解説Ⅱ」をぜひご受講下さい。

●『日蓮の諸宗批判』 ⇒ 日蓮の諸宗批判_改稿.pdf
●『日蓮遺文解題集成』の入手方法 ⇒ 『御書システム』

〇本年2024年度の『前期講座パンフレット』『コモンズ通信』12号が出来ました。

 ★『2024年度前期講座パンフレット』 ⇒ ここをクリック

 『法華コモンズ通信』第12号 ⇒ ここをクリック

  法華コモンズは2024年度も、学問をするための自立空間を目指して、新たな「集中講座」と継続する「連続講座」を開講します。

  上記のパンフをご参照の上、ぜひ本年度前期講座をお申込みのほど宜しくお願いいたします。

 

    【6月の法華コモンズ講座一覧】      

〇【オンライン実況】 月12日(火)午後6時半~8時半 

末木文美士先生 仏教哲学再考② -『大乗起信論』を手掛かりに―」第2講 

 

〇【対面&実況】   6月15日(土)  午後1時半~5時半

山上弘道先生  集中講座「『日蓮遺文解題集成』の解説 Ⅱ」第2回(最終回)

 

〇【オンライン実況】 月18日(火)午後6時半~8時半 

菊地大樹先生 歴史から考える日本仏教「中世の臨終行儀-摂関期から日蓮の時代へ―」第3講 「正念」に失敗する―不安と臨終—

 

〇【対面&実況】   5月27日(月)  午後6時半~8時半

菅野博史先生 前期第2回「『法華経』『法華文句』講義」(通算72回) 

 

 

対面講義でもオンライン講義でも、当日に欠席となった受講者には、講義の終了後に「講義の動画配信」を行いますので、会場に来れない方や日程が合わない方も、動画により受講することができますので、ぜひ遠方の方も受講申込をお願い申し上げます

★【対面講義】の会場は、祖師堂「地階ホール」が基本となります。

★『2024年度前期講座パンフレット』が出来ました! ここをクリック

★『法華コモンズ通信』第12号が発刊です! ここをクリック

 

 

『日蓮遺文解題集成』の原点—『日蓮の諸宗批判』を無料公開‼

このたび山上弘道先生講座の開催に際して、テキストとなる『日蓮遺文解題集成』の原点であり、日蓮遺文研究の入門編ともなる『日蓮の諸宗批判―「四箇格言の再歴史化」の前提―』の全篇を、無料公開することとなりました。

山上先生の『日蓮の諸宗批判』(本化ネットワーク叢書1)は、いまから13年前、地震・津波・原発事故が重なった東日本大地震という大災害の年に刊行されました。西山茂理事長はこの本の「序」で、「日蓮の災因論と他宗批判は表裏一体のもの」と捉えて、この大災害を日蓮仏教徒としてどのように受け止め、真摯に考え抜き応えられるかが日蓮仏教の再歴史化につながる、と述べています。再歴史化とは、ある時代の文脈の中で成立(歴史化)した宗教的言説を、新たな時代の文脈の中に蘇生(再歴史化)させることです。つまり、日蓮の宗教的言説を活かして現代の諸問題を解決していく、これが日蓮仏教の再歴史化であり、法華コモンズの目的となります。

この要請を受けて、山上先生は「あとがき」の中で、そのための前提として「日蓮遺文の真偽の分別と系年の特定」が必須として、その作業をする「研究者共通の土俵」作りの必要性を強調されました。そしてこのたび、全遺文を論じた『日蓮遺文解題集成』が、共通の土俵・叩き台として上梓されたのです。私どもは、この『日蓮遺文解題集成』を読解するには、多くの方々がその入門となる『日蓮の諸宗批判』を読む必要がある、と考えて無料掲載する運びとなりました。

今日の世界情勢は、頻発する自然災害や、各地で激化している戦争・紛争によって、まさに危機的状況といってよく、そうした中にあって日蓮仏教の再歴史化は一層急務の営為となっています。ぜひ『日蓮の諸宗批判』をその糸口として活用していただければと思います。

※下記のリンクをクリックしてください。
●『日蓮の諸宗批判』 ⇒ 日蓮の諸宗批判_改稿.pdf
●『日蓮遺文解題集成』の入手方法 ⇒ 『御書システム』

 

 

【new!】当法華コモンズ仏教学林の教学委員・花野充道博士の古稀記念論文集『仏教思想の展開』『日蓮仏教とその展開』が発刊されました!  ―花野博士の年譜、著書・論文目録、そして、長編の研究論文をはじめ、当学林関係者、また、当学林でご講義いただいた多くの先生方の最先端の論攷が収録されています!――

花野充道博士古稀記念論文集(全2巻)

第1巻『仏教思想の展開』

第2巻『日蓮仏教とその展開』

(2020 年10月、山喜房佛書林)

2冊1セット 30,000円+税

―――――◇―――――

第1巻『仏教思想の展開』(A5判 838頁)

目次

『法華経』の女人成仏観と日蓮 ―「変成男子」とsaṃdarśana-

岡田真水

法華経の付嘱について

前川健一

「不軽菩薩『我深敬』等の二十四字と日蓮の題目」 ―インド・オリジナル法華経から見て―

苅谷定彦

常不軽菩薩の授記と但行礼拝について

澁澤光紀

『無量義経』の真偽をめぐって

大竹 晋

『高王観世音経』の起源 ―「仏説観世音経」から「仏説高王経」へ―

池 麗梅

世親『法華論』のチベット語訳は存在したのか

望月海慧

馬鳴菩薩造・真諦三蔵訳『大宗地玄文本論』の成立事情

石井公成

「真如随縁」の相即論に関する一考察

井上克人

『大乗起信論』における「本覚」「始覚」の成立について ―「従本已礼」という表現に注目して―

藤井 淳

仏性論争における『大乗起信論』の位置

藤村 潔

『大乗起信論義記』における無碍説 ―『探玄記』との比較を中心に―

金 天鶴

『大乗止観法門』に見える真如・如来蔵説 ―『究竟一乗宝性論』との関連性を中心として―

李 子捷

天台智顗における法雲の法華教学批判と受容の再検討

早川貴司

天台智顗における燃灯仏理解の一側面 ―『法華玄義』の引用を中心にして―

村上東俊

天台智顗の死について ―中国の学者の解釈を中心として―

菅野博史

章安灌頂による『摩訶止観』の本文整備 ―十境・十乗観法(近方便)を中心に―

村上明也

李華撰『故左渓大師碑』に見る知識人の佛敎認識

伊吹 敦

唐代における『法華経』信仰の諸相

松森秀幸

中国天台における『金光明経』思想の受容

林 鳴宇

最澄『通六九証破比量文』の思想的位置 ―二比量を中心に―

師 茂樹

伝聖覚撰『大原談義聞書鈔』と本覚思想

安達俊英

天台本覚思想と證空 ―「現生往生」思想の究明を射程に入れて―

中村玲太

道元禅師と本覚思想

清野宏道

再考・持経者から日蓮へ ―虚空蔵求聞持法と『不動愛染感見記』―

菊地大樹

言霊と真言と題目 ―聖なる言葉と予言をめぐって―

鎌田東二

日蓮と密教 ―虚空蔵求聞持法、三光天子、戒家の印―

杉原愼了

日蓮の三論批判

奧野光賢

鳳潭の『大乗起信論義記幻虎録』について ―その思想史の位置づけを中心に―

張 文良

鳳潭と性悪説 ―『起信論註疏非詳略訣』を中心に―

末木文美士

『立正安国論』の近代 ―二つの「立正安国」の論理とそのゆくえ―

佐藤弘夫

仏教とマインドフルネス ―アメリカのマインドフルネス―

古瀬珠水

――――――◇――――――

第2巻『日蓮仏教とその展開』(A5判 866頁)

目次

花野充道博士 年譜

花野充道博士 著書・論文目録

日蓮教学の思想史学的探求

花野充道

日蓮聖人の法華経救済のイメージと『大曼荼羅』図顕

渡邊寳陽

日蓮における地涌・上行菩薩の自覚をめぐる論争 ―論点整理―

間宮啓壬

日蓮教学における題目論の一断面

布施義高

事の一念三千に関する再考察 ―題目との関係性をめぐって―

三浦和浩

『兄弟鈔』における「伯夷伝」小考

大賀義明

日蓮真蹟遺文『下方他方旧住菩薩事』について

山上弘道

日蓮遺文に登場する北条一族覚書 ―呼称・人物比定・日蓮遺文の真偽―

坂井法曄

佐渡国法華講衆について ―「師弟子の法門」のこと―

大黒喜道

日蓮と法華講会

石附敏幸

慶林日隆の八品正意論管見

大平宏龍

慶林坊日隆の一仏二名論 ―立論の動機と目的―

平島盛龍

日隆門流の形成と教団維持に関する一考察

小西日遶

了義院日達と本有院日相の論議応酬の一考察

鈴木正嚴

近世不受不施論争における権力に対する譲歩と殉教 ―国主の不施の受不受の問題を中心に―

ジャクリーン・ストーン

佛立開導・長松日扇師の信行成仏論 ―三途成不論争を通して―

福岡日雙

創価学会草創期における政界進出の理念と動機を再考する

中野 毅

日本の近現代と日蓮仏教の「再歴史化」 ―国柱会と創価学会の「国立戒壇」論の場合―

西山 茂

日蓮主義と九識論 ―田中智学と宮沢賢治における九識心王の日蓮をめぐって―

ブレニア・ユリア

望月歓厚『日蓮教学の研究』における本尊論の検討

宮田幸一

現代修行道場の諸問題 ―僧としての修行者は如何にあるべきか―

戸田日晨

法華コモンズの講座一覧

各講座とも当日受講(途中受講)が可能です。

2023年度(後期)講座一覧

開講予定の講座 受講受付中です。

※下記日程は、開講決定時のものです。新型コロナウィルス等による日程変更については、上部の緊急連絡にてご確認ください。

連続講座「仏教哲学再考②―『大乗起信論』を手掛かりに ―」 末木文美士

講座 詳細

「仏教哲学再考②—『大乗起信論』を手掛かりに—」

会 場: オンライン講義&配信

開催日:第1回 2023年10月4日(水) 午後6時30分~午後8時30分

第2回 2023年11月8日(水) 午後6時30分~午後8時30分

第3回 2023年12月6日(水) 午後6時30分~午後8時30分

第4回 2024年1月10日(水) 午後6時30分~午後8時30分

受講料: 8,000円(全4回) ※当日1回の受講は3,000円です。

《講師よりのコメント》

『大乗起信論』は、東アジアの仏教全体に大きな影響を与えている。本講義では、『起信論』自体を読みこむというよりは、『起信論』が東アジアでどのように受け止められ、どのように変容したかを、真如・如来蔵・本覚などの概念の展開を含めて考える。張文良『《大乗起信論》思想史研究』(中国語。中国社会科学出版社、2020)を参考として、張氏が「方法としての《大乗起信論》」と呼ぶ方法により、『起信論』を手掛かりとして東アジア仏教思想を考えてみたい。
※1学期4回の開催で、4学期16回ほど連続講義の予定。テキストは岩波文庫版『大乗起信論』(宇井伯寿・高崎直道訳注)を使うので、受講者は事前に購入のこと。

《講師略歴》

末木文美士(すえき・ふみひこ):1949年山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。現在、東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授、未来哲学研究所所長。専攻は仏教学、日本思想。著書に『日本仏教史 思想史としてのアプローチ』(新潮文庫)、『仏教 言葉の思想史』(岩波書店)、『日蓮入門 現世を撃つ思想』(ちくま新書)、『思想としての仏教入門』(トランスビュー)、『『碧巌録』を読む』(岩波現代文庫)、『草木成仏の思想』(サンガ)、『冥顕の哲学1、2』(ぷねうま舎)、『日本思想史』岩波新書、他多数。

シリーズ講座「法華仏教講座」 全6回

講座 詳細

「法華仏教講座」

「法華仏教講座」

会 場: 新宿 常円寺 新宿常円寺祖師堂3階会議室(&オンライン実況)

開催日: 2023年度 後期6回 ※原則土曜日 午後4時30分~6時30分 ※対面講義が不可の場合は、オンラインのみ(後に動画配信)で開催する予定です

受講料: 1期6回分12,000円 ※1回のみ聴講:3,000円

《講師よりのコメント》

各回の講座概要は、こちらのパンフレットPDF法華コモンズ受講用パンフ2022年度 後期P.10~12にてご確認ください。

 

《講師略歴》

第1回・第6回

川﨑弘志(かわさき・ひろし):1954年大阪府生まれ。大阪工業大学工学部応用化学科卒、法華仏教研究編集委員。大学卒業後に関東のゴム部品製造業でエンジニアとして勤務する傍ら、日蓮の研究を行う。近年の論考に「日蓮花押母字の「妙」字説の研究」(『法華仏教研究』34号)、「創価学会近代史の研究(一)」(『法華仏教研究』29号)、「台密における日蓮の血脈相承の系譜」(『法華仏教研究』28号)等がある。

第2回

久保田正宏(くぼた・しょうこう):1989年、東京都生まれ。早稲田大学文学部東洋哲学コース卒業。同大学大学院文学研究科博士後期課程人文科学専攻東洋哲学コース退学。東京都、仙寿院修徒。主な論文に「知礼の蛣蜣六即説について―宋代天台諸師による継承とその問題点―」(『仏教学』60、2019年)、「山家派における寂光有相説の解釈について―浄穢の取捨・平等をめぐる問題―」(『天台学報』63、2021年)、「宋代天台諸師による寂光有相説理解の一側面―浄穢の取捨に基づく理解について―」(『印度学仏教学研究』70-1、2021年)、「宋代天台における『大仏頂首楞厳経』の教判的位置付け―方等時判属説について―」(『印度学仏教学研究』71-1、2022年)など。また、解説として「南宋時代における天台教学(一)~(八)」(『宗教文化誌 法華』108-3~12、2022年3月~12月)がある。

第3回

渡辺麻里子(わたなべ・まりこ):1967生、千葉県出身。早稲田大学教育学部国語国文学科卒、早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。弘前大学人文社会科学部教授を経て、2020年4月から、大正大学文学部日本文学科教授。近年の論考に、「天台の論義書と談議書――『法華経』『三大部』を中心に――」(『日本仏教と論義』法藏館、2020年)、「園城寺の学問世界――園城寺勧学院聖教を基点として――」(『説話文学研究』56、2021年9月)などがある。

第4回

村上東俊(むらかみ・とうしゅん):1971年東京都生まれ。立正大学大学院文学研究科仏教学専攻後期博士課程単位取得退学。法華宗(陣門流)学林教授、立正大学法華経文化研究所特別所員、日本印度学仏教学会評議員、法華仏教研究編集委員、東京・立正院住職。近年の論考に「日蓮聖人の前期花押の特徴と母字に関する考察」「天台智顗における燃灯仏理解の一側面―『法華玄義』を中心として―」、「ティラウラコットにおける近年の考古学調査について」などがある。

第5回

神田大輝(かんだ・だいき):1989年生まれ。立正大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、立正大学日蓮教学研究所研究員。論文:「広蔵院日辰の寿量本仏観」(『日蓮教学をめぐる諸問題』北川前肇先生古稀記念論文集、山喜房佛書林、2018)、「広蔵院日辰の法華経論義書―要法寺蔵『略二論義』を視点として―」(『印度學佛教學研究』第70巻2号、2022)ほか。









 

(2023年度 後期6回)

第1回

佐渡始顕本尊の研究(一)—身延曽存の「佐渡始顕本尊の真偽論—川﨑弘志先生

10月28日

第2回

四明知礼の実相論とその展開—久保田正宏先生

11月25日

第3回

日蓮僧の中世天台寺院における修学―
身延山久遠寺身延文庫所蔵資料からの検討―渡辺麻里子先生

12月2日

第4回

『観心本尊抄』から『曾谷入道殿許御書』へ-菅原関道先生

2023年1月28日

第5回

日蓮花押の解釈における諸問題-花押の母字と変化の理由を探る―村上東俊先生

2024年1月6日

第6回

佐渡始顕本尊の研究(一)—国柱会の「佐渡始顕本尊の真偽論—川﨑弘志先生

2024年3月23日

集中講座「史実・尼僧畜髪縁付——ブッダ時代から現代までー」 大竹晋

講座 詳細

「史実・尼僧畜髪縁付——ブッダ時代から現代までー」

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール(&オンライン実況)

開催日: 2023年度 後期全2回 ※ 午後1時30分~5時30分

第1回 10月21日(土) 世界篇 /日本篇Ⅰ:前近代、明治、大正
第2回 11月18日(土) 日本篇Ⅱ:昭和戦前期 /日本篇Ⅲ:昭和戦後期、平成、令和

受講料: 2回分7,000円 ※1回のみ聴講:4,000円

《講師よりのコメント》

今年は、明治6年(1873)の太政官布告「自今比丘尼ノ儀モ蓄髮肉食縁付帰俗等可為勝手事」から150年目の節目の年に当たります。これにちなんで、尼僧の蓄髪、尼僧の縁付(結婚)について、その包括的な歴史を回顧してみることにしました。
近年、日本の諸宗においては、色とりどりの法衣をまとった、有髪の尼僧、有夫の尼僧がしばしば見受けられるようになっています。これはいつから始まり、どのように拡がっていったのでしょうか。知られざるその歴史を、ブッダ時代から現代までたどっていきます。 有髪の尼僧、有夫の尼僧については従来その歴史が研究されておらず、提示する資料はいずれも本講師が仏典や古新聞古雑誌から見つけてきたものです。 仏教史、女性史に関心のあるかたの受講をお待ちしております。
《扱われる内容の例》

第一回●尼僧蓄髪縁付は前近代においていつどこで始まったか
●尼僧蓄髪縁付は明治大正においてどのように議論されたか
第二回●尼僧蓄髪縁付は戦争によってどのように促進されたか
●尼僧蓄髪縁付は昭和においてどのように公認されたか

《講師略歴》

大竹晋(おおたけ・すすむ):1974年岐阜県生まれ、宗教評論家、仏典翻訳家。
著書に『大乗起信論成立問題の研究』『宗祖に訊く』『大乗非仏説をこえて』『セルフ授戒で仏教徒』(国書刊行会)、『仏のなりかた』(春秋社)、『「悟り体験」を読む』(新潮社)、『悟りと葬式』(筑摩書房)など

講座「『法華経』『法華文句』講義」 菅野博史

講座 詳細

「『法華経』『法華文句』講義」

先生

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール(&オンライン実況)

開催日: 2023年度 後期6回 ※原則最終 月曜日(12 月は別) 午後6 時30 分~8 時30 分

※対面講義が不可の場合は、オンラインまたは動画配信講義に切替えて開催する予定です。

受講料: 1期分12,000円(半年間6回)※1回のみ聴講:3,000円

《講師よりのコメント》

今年度の後期も、『法華経』『法華文句』の講義を継続します。『法華文句』は『法華経』の随文釈義の注釈書ですので、「注釈書読みの経典知らず」にならないためには、『法華文句』を読むときには、常に『法華経』の本文を読まなければなりません。現在、『法華文句』の本文を地道に読む機会はほとんどないと思われますので、この講義では、『法華文句』の本文をすべて読んでいきます。もちろん同時に『法華経』も読んでいきます。受講生のご希望がある限り、地道に続けていきたいと思っています。今期は「譬喩品」の随文釈義の部分を学習していきます。
★教科書『法華文句』Ⅲ(第三文明社、各冊2,530円)※コモンズ割引価格2,000円(受付にて)
★『法華経』はプリントを配布します

《講師略歴》

菅野博史(かんの・ひろし):1952年福島県生まれ。1976年東京大学文学部印度哲学印度文学科卒業。1984年東京大学大学院博士課程(印度哲学)単位取得退学。1994年文学博士(東京大学)。現在、創価大学大学院教授、(公財)東洋哲学研究所副所長。専門は、仏教学、中国仏教思想史。著書に『一念三千とは何か―『摩訶止観』正修止観章―』(第三文明社)、『法華経入門』(岩波書店)、『中国法華思想の研究』(春秋社)、『南北朝・隋代の中国仏教思想研究』『法華経―永遠の菩薩道―』(大蔵出版)、『中国仏教の経典解釈と思想研究』(法藏館)など多数。訳書に『現代語訳 法華玄義』上・下(東洋哲学研究所)、『現代語訳 法華玄義釈籤』上・中・下一(松森秀幸と共訳、東洋哲学研究所)など多数。

(2023年度 後期6回)

第1回

10月23日

第2回

11月27日

第3回

12月18日

第4回

2024年1月29日

第5回

2月26日

第6回

3月25日

2024年度(前期)講座一覧

開講予定の講座 受講受付中です。

※下記日程は、開講決定時のものです。新型コロナウィルス等による日程やオンライン講義への変更については、上部の緊急連絡にてご確認ください。

集中講座「『日蓮遺文解題集成』の解説」 全2回 山上弘道

講座 詳細

「『日蓮遺文解題集成』の解説」

先生

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール

開催日: 2024年度 前期2回 土曜日 午後1時30分~5時30分 ※遠方や日程の問題で対面講義にご参加いただけない方には講義ビデオ配信受講も可能jです。

受講料: 2回分7,000円(1回4,000円)

《講師よりのコメント》

昨年12月に拙著『日蓮遺文解題集成』を上梓致しました。本書は日蓮の全遺文を「第Ⅰ類 真選遺文」「第Ⅱ類 真偽未決遺文」「第Ⅲ類 偽撰遺文」に分類し解説を加えたものですが、このたび法華コモンズ事務局からそれについての講義の依頼があり、二回に分けて集中講義を行うことになりました。
第1回講義では、まず総論として『日蓮遺文解題集成』の構成や目指したことなどを解説します。ついで「第Ⅰ類 真選遺文」について、『昭和定本日蓮聖人遺文』(以下>『定遺』)に未収録の遺文を紹介し、また『定遺』の系年を変更した遺文を幾つか取り上げて解説します。さらに真蹟現存遺文で、『定遺』や『日蓮大聖人御真蹟対照録』の読みを変更したものについても紹介解説したいと思います。
第2回講義では、『日蓮遺文解題集成』の「第Ⅱ類 真偽未決遺文」「第Ⅲ類 偽撰遺文」について、その内の幾編かを取り上げ、真偽未決遺文とした理由、偽撰遺文と判断した理由などを解説する予定です。
なお当日レジュメを配布しますが、『日蓮遺文解題集成』をお持ちの方は持参していただければと思います。
《『日蓮遺文解題集成』の購入を希望される方は、郵便振替用紙にて申し込み下さい。》
●加入者名:記念出版委員会 ●郵便振替番号 01230-8-3272
1冊13,000円 ・ 送料:1冊500円 合計13,500円

《講師略歴》

山上弘道(やまがみ こうどう):一九五二年東京都出身。興風談所所員。

(2024年度 前期2回)

第1回

『日蓮遺文解題集成』の解説―Ⅰ

4月27日

第2回

『日蓮遺文解題集成』の解説―Ⅱ

6月15日

集中講座「韓国仏教の諸相」 佐藤厚

講座 詳細

「韓国仏教の諸相」

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール

開催日:2024年5月18日(土) 午後1時30分~5時30分

受講料: 4,000円 ※対面、オンラインとも同額になります。

《講師よりのコメント》

韓国の宗教といえば、旧統一教会問題、対馬仏像返還問題などマイナスイメージで語られることが多いですが、そんな中だからこそ韓国の宗教に関するバランスの取れた知識が必要とされています。本講義では「韓国仏教の諸相」と題して、①現代韓国の宗教状況、②韓国の仏教略史、③韓国の仏教信者について、日本の仏教との比較を通してお話をします。ポイントは次の通りです。
①現代韓国の宗教状況:国勢調査とともに行われる宗教人口調査(2015年)では、1プロテスタント、2仏教、3カトリックの順になっています。とくにプロテスタントとカトリックを合わせると韓国国民の4人に1人はキリスト教とになっています。どうしてこのようになったのでしょうか。
②韓国の仏教略史:古代から現代までの仏教の歴史を概観します。現在の韓国仏教の中心は曹渓宗という禅の宗派が中心です。日本のような多くの伝統宗派は存在しませんが、それはなぜでしょうか。また天台宗、真覚宗という宗派が第二次大戦以後に成立し教勢を伸ばしています。それらはどういう特徴があるのでしょうか。天台宗は日本とどのように違うのでしょうか。
③韓国の仏教信者:韓国は日本のような檀家制度はないので、「信仰していないのに仏教徒」である人は多くはありません。信仰している人の多くは仏に救いを求め祈り修行をします。それらは日本の仏教信者のあり方とは違います。どのように違うのでしょうか。
少しでも皆様の新たな学びにつながることを願っています。

《講師略歴》

佐藤厚(さとう あつし):1967 年生まれ 、東洋大学非常勤講師、文学博士(東洋大)。専攻は、華厳学を中心とした韓国仏教、井上円了を中心とした近代日本仏教。著書には『はじめての韓国仏教:歴史と現在』(佼成出版社)、『現代語訳:仏教活論序論』(大東出版社)、論文には「韓国仏教信者の活動 ―祈祷と修行―」(『東洋学研究』58、2021年3月)、「絶対・相対の関係と『大乗起信論』-井上円了と清沢満之の解釈-」(『現代と親鸞』43、2020年12月)、「原坦山の東京大学仏教学講義」(『駒澤大学仏教学部論集』54、2023年)などがある。(「リサーチマップ 佐藤厚」で検索するといくつかの論文を読むことができます)

連続講座 全4回「仏教哲学再考② —『大乗起信論』を手掛かりに Ⅱ—」 末木文美士

講座 詳細

「仏教哲学再考②―『大乗起信論』を手掛かりにⅡ-」

会 場: オンライン実況講義(後に配信ビデオ講義)

開催日

第1回 (第5講)4月 3日
第2回 (第6講)5月 8日
第3回 (第7講)6月12日
第4回 (第8講)7月 3日

受講料: 4回分8,000円 ※当日1回の受講は3,000円です。

《講師よりのコメント》

『大乗起信論』は、東アジアの仏教全体に大きな影響を与えている。本講義では、『起信論』自体を読みこむというよりは、『起信論』が東アジアでどのように受け止められ、どのように変容したかを、真如・如来蔵・本覚などの概念の展開を含めて考える。張文良『《大乗起信論》思想史研究』(中国語。中国社会科学出版社、2020)を参考として、張氏が「方法としての《大乗起信論》」と呼ぶ方法により、『起信論』を手掛かりとして東アジア仏教思想を考えてみたい。
※1学期4回の開催で、4学期16回ほど連続講義の予定。テキストは岩波文庫版『大乗起信論』(宇井伯寿・高崎直道訳注)を使うので、受講者は事前に購入のこと。

《講師略歴》

末木文美士(すえき ふみひこ):1949年山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。現在、東京大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授、未来哲学研究所所長。専攻は仏教学、日本思想。著書に『日本仏教史 思想史としてのアプローチ』(新潮文庫)、『仏教 言葉の思想史』(岩波書店)、『日蓮入門 現世を撃つ思想』(ちくま新書)、『思想としての仏教入門』(トランスビュー)、『『碧巌録』を読む』(岩波現代文庫)、『草木成仏の思想』(サンガ)、『冥顕の哲学1、2』(ぷねうま舎)、『日本思想史』岩波新書、他多数。

連続講座全4回「歴史から考える日本仏教⑪ 中世の臨終行儀-摂関期から日蓮の時代へ—」 菊地大樹

講座 詳細

「中世の臨終行儀-摂関期から日蓮の時代へ—」

会 場:オンライン実況講義(後に配信ビデオ講義)

開催日: 2024年度 前期4回 ※原則第2火曜日 午後6時30分~8時30分

第1講 4月16日
第2講 5月14日
第3講 6月18日
第4講 7月 9日

受講料: 1期4回分8,000円※当日1回の聴講:3,000円

《講師よりのコメント》

この講座は、歴史学の立場から日本仏教のさまざまな側面を継続的に考えてゆくことを目指します。これは言い換えれば、教理文献に残された思想を、それが著された時代の文脈の中で立体的にとらえなおす営みに他なりません。しかもひとつの時代は系譜となって、前後に長く連なってもいます。
そこで日蓮の生きた鎌倉時代をつねにどこかで射程に入れつつも、ときには原始古代にまでさかのぼり、また私たちの生きる近現代にも立ち戻って進んでいきたいと思います。
2024年度前期は、本覚思想や日蓮研究でも知られたアメリカの日本宗教史研究者、ジャクリーン・ストーンさんの『臨終正念』という著書を手掛かりに、「臨終行儀」について考えてみたいと思います。
臨終行儀とは、死の床にある人に正念を保たせ浄土に導く儀礼で、宗派を越えて広がりました。死から目を背けがちであった近代になり、いったん途絶えますが、21世紀の今日、〈死を通じて生を考える〉死生学の発展とともに、死をめぐる歴史文化遺産として再注目できるのではないでしょうか。
『臨終正念』は英語の学術書で翻訳はなく、内容も詳細です。まずは史料や関連文献を紹介し、その概要を日本語で理解していきたいと思います。ストーンさんは最初に源信『往生要集』に注目しますが、この時期は藤原道長が全盛期を開いた摂関政治の時代でもありました。
同時に源信のもとで往生伝が生まれ、摂関政治が陰りを見せて院政が成立してからも次々に往生伝が編まれました。さらに日蓮の活動した鎌倉時代以降、臨終行儀のマニュアルが浄土系だけではなく、日蓮宗でもまとめられていきます。
今回はこの時期までに焦点を当てつつ、「臨終行儀」の意味を考えていきましょう。

《講師略歴》

菊地大樹(きくち ひろき):東京大学大学院修士課程修了。博士(文学)。現在、東京大学史料編纂所教授。著書に『中世仏教の原形と展開』(吉川弘文館、2007年)、『日本人と山の宗教』(講談社、2020年)、『吾妻鏡と鎌倉の仏教』(吉川弘文館、2023年)他。論文に「再考:持経者から日蓮へ」(『花野充道博士古稀記念論集』山喜房仏書林、2020年)、「環境と身体を結ぶもの」(『東アジア学術論集』11号、2023年)他。

(2024年度 前期4回)

第1講

「往生要集」から往生伝へ―臨終行儀の原点―

4月16日

第2講

規範的な死―臨終行儀の理想―

5月14日

第3講

「正念」に失敗する―不安と臨終―

6月18日

第4講

臨終行儀書と日蓮・日蓮宗

7月9日

集中講座「臨終行儀の今—変貌する死と儀礼―」 菊地大樹×大谷栄一

講座 詳細

「臨終行儀の今—変貌する死と儀礼―」

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール

開催日:2024年8月31日(土) 午後1時30分~5時30分

受講料: 4,000円 ※対面、オンラインとも同額になります。

《講師よりのコメント》

いま、人の死と葬送をめぐる常識が大きく変わりつつあります。この現況をうけて、
菊地先生は当初「中世の臨終行儀」第5講として「近世往生伝・葬式仏教・ターミ
ナルケア」を準備していましたが、より現在の臨終行儀の問題を深めるため、近代
仏教研究の大谷栄一先生と共に、講義と対談の特別講義を開催する事となりました。
臨終行儀の中世・近世・近代の変貌をふまえて、現代の死生観を問い直す画期的な
論議の場にぜひご参加下さい。

《講師略歴》

〈講師略歴〉大谷栄一(おおたに えいいち): 東洋大学大学院博士課程修了。博士(文学)。現在、佛教大学教授。専攻は宗教社会学・近代仏教。著書に『近代日本の日蓮主義運動』(法蔵館、2001年)、『近代仏教という視座―戦争・アジア・社会主義ーー』(ぺりかん社、2012年)、『日蓮主義とはなんだったのか』(講談社、2019年)、『増補改訂 近代仏教スタディーズ』(共編著・法蔵館、2023年)他。
〈講師略歴〉菊地大樹(きくち ひろき):前出

第1講義

臨終行儀の終焉?近代化?―近世往生伝から葬式仏教まで  菊地大樹

平安時代に始まり、中世には盛んにおこなわれた「臨終行儀」は近世にも続くが、その意味や儀礼の内容は大きく変質する。その一端は近世往生伝にみることができるが、じつは「往生伝」というジャンルは中世に立ち消えとなり、なぜか江戸時代に復活して多く語られるようになる。江戸期以降の仏教は「堕落」し「形式化」して、精神性を失ったというならば、なぜ往生伝が復活するのだろうか?臨終行儀を手掛かりに、今日の葬式仏教論再考へと視野を広げてみたい。

第2講義

現代仏教における「死のリバイバル」

1980年代以降のビハーラ運動を起点とし、近年のターミナルケアやスピリチュアルケアへの注目、臨床宗教師の創設、デスカフェや「死の体験旅行」の実践に見られるように、現代仏教では終末期のケアや死をめぐるワークショップへの関心が高まっている。本報告ではこうした動向を、近現代社会にみられる「死のタブー化」に対する「死のリバイバル」(トニー・ウォルターの言葉)の一環と捉え、現代仏教における「死のリバイバル」の意義を考えてみたい。

連続講座「『法華経』『法華文句』講義」 菅野博史

講座 詳細

「『法華経』『法華文句』講義」

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール

開催日: 2024年度 前期6回 ※原則毎月最終月曜日 午後6時30分~8時30分

受講料: 1期分12,000円(半年間6回)※1回のみ聴講:3,000円

《講師よりのコメント》

今年度の前期も、『法華経』『法華文句』の講義を継続します。『法華文句』は『法華経』の随文釈義の注釈書ですので、「注釈書読みの経典知らず」にならないためには、『法華文句』を読むときには、常に『法華経』の本文を読まなければなりません。現在、『法華文句』の本文を地道に読む機会はほとんどないと思われますので、この講義では、『法華文句』の本文をすべて読んでいきます。もちろん同時に『法華経』も読んでいきます。受講生のご希望がある限り、地道に続けていきたいと思っています。今期は「譬喩品」の随文釈義の部分を学習していきます。
★教科書『法華文句』Ⅲ(第三文明社、各冊2,530円)※コモンズ割引価格2,000円(受付にて)
★『法華経』はプリントを配布します

《講師略歴》

菅野博史(かんの ひろし):1952年福島県生まれ。1976年東京大学文学部印度哲学印度文学科卒業。1984年東京大学大学院博士課程(印度哲学)単位取得退学。1994年文学博士(東京大学)。現在、創価大学大学院教授、(公財)東洋哲学研究所副所長。専門は、仏教学、中国仏教思想史。著書に『一念三千とは何か―『摩訶止観』正修止観章―』(第三文明社)、『法華経入門』(岩波書店)、『中国法華思想の研究』(春秋社)、『南北朝・隋代の中国仏教思想研究』『法華経―永遠の菩薩道―』(大蔵出版)、『中国仏教の経典解釈と思想研究』(法藏館)など多数。訳書に、『法華玄義』上・中・下、『法華文句』(Ⅰ)~(Ⅳ)、『摩訶止観』(Ⅰ)・(Ⅱ)(以上、第三文明社)、『現代語訳 法華玄義』上・下(東洋哲学研究所)、『現代語訳 法華玄義釈籤』上・中・下一・下二(松森秀幸と共訳、東洋哲学研究所)など多数。

(2024年度 前期6回)

第1回(第71講)

4月22日

第2回(第72講)

5月27日

第3回(第73講)

6月24日

第4回(第74講)

7月29日

第5回(第75講)

8月26日

第6回(第76講)

9月30日