法華コモンズ

【11月開催の講座】

◯「法華仏教講座」  第2回「慶林坊日隆の一仏二名論について」
講師:平島 盛龍 先生   11月16日(土)午後4時~6時

◯講座「歴史から考える日本仏教④「鎌倉仏教史の名著を読む」
              第2講 家永三郎「日蓮の宗教の成立に関する思想史的考察」を読む
講師:菊地 大樹 先生  11月19日(火)午後6時半~8時半

○講座「『法華経』『法華文句』講義」
講師:菅野 博史 先生   11月25日(月)午後6時半~8時半

◯特別講座「これからの天皇制」
             第2回「「平成流」とは何だったのか」
講師:原  武史 先生      11月28日(木)午後6時半~8時半

 

講義内容については【講義のようす】で、終了した講義の報告を御覧ください。

★受講料:1連続講座 1期分6回分12,000円/4回分10,000円 ※1日のみ聴講:3,000円
会 場:新宿常円寺「祖師堂」新宿区西新宿7-12-5寺務所 電話03(3371)1797

会場はすべて祖師堂地階ホールです!

新講座の受講申込は、下段の講座一覧を参照して[受講の申込み]へお進み下さい。

New!! 法華コモンズの講座の様子をご案内する動画チャンネルを公開いたしました。

ここから動画チャンネルにリンクしていますので、ぜひご登録ください。

第一弾として、菊地大樹先生の講義の様子をご覧いただけます。

第3講1 第3講2 第4講1 第4講2 第5講1 第5講2

随時、公開してまいりますのでご期待ください。

庵谷行亨先生の講義が書籍になりました。Amazonにて電子書籍が購入可能です。ぜひご購読ください。左の画像からAmazonにリンクしています。

 

法華コモンズの講座一覧

各講座とも当日受講(途中受講)が可能です。

2019年度(後期)講座一覧

開講予定の講座 受講受付中です。

法華仏教講座2019年度

講座 詳細

法華仏教講座2019年度

先生

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール

開催日: 2019年度後期6回 ※毎月第3土曜日(10月は別) 午後4時00分~6時00分

受講料: 1期分12,000円(半年間6回)※1回のみ聴講:3,000円

《講師よりのコメント》

法華仏教分野での一流講師陣をお迎えしての、最新の研究の一端を拝聴できる講座です。

各回の講座概要は、こちらのパンフレットPDF★法華コモンズ受講用パンフ2019年度 後期(決定版)にてご確認ください。

正誤表→2019後期パンフ・通信の正誤表_

《講師略歴》

戸田日晨 (とだにっしん): 1953 年東京生まれ。 練馬区大泉の西中山妙福寺にて青春期を過ご す 。 大学卒業後、遠壽院大荒行堂五行成満。その後、今日に至るまで 35 年間を修法傳師として毎冬寒百日間は加行僧の行法指導に専念している。正中山遠壽院住職、遠壽院荒行堂傳師。遠壽院総合修法研究所所長。

 

平島盛龍(ひらじまじょうりょう):1959年徳島県生まれ。立正大学博士課程単位取得退学。平成26・28年度立正大学仏教学部非常勤講師。現在、興隆学林専門学校教授、法華宗教学研究所所員、法華宗(本門流)妙典寺住職

 

菅原関 道 (すがわらかんどう): 195 9 年北海道に生まれ、 1971 年大石寺で出家。1982 年立正大学を卒業し、 1983 年興風談所の所員となる。研究論文は『興風』 28 号所収「日蓮の名字即成仏論の探究」、 30 号所収「同(二)」、『日蓮仏教研究』 3 号所収「中山法華経寺蔵
『識分法門一念三千即離事』の一考察(上)」、4号所収「同下)」、5号所収「中山法華経寺蔵『秘書要文』の考察」、シリーズ日蓮『日蓮の思想とその展開』所収「日蓮の戒壇論とその展開」など多数ある。

 

前川健一 (まえがわけんいち): 1968 年、三重県名張市生まれ。博士(文学、東京大学)。日本仏教思想史専攻。創価大学大学院文学研究科教授。著書『明恵の思想史的研究』(法藏館)、『明恵上人夢 記訳注』(共編、勉誠出版)

 

澁澤光紀 (しぶさわこうき): 1953 年東京都生まれ。現在、八王子市善龍寺住職、法華コモンズ仏教学林事務局長、福神研究所所員、 JKS47 事務局。編者として『立正安国論をいかに読むか』『摂折論争がわかる本』(東京都西部教化センター刊)、論考に「宗教と科学について」
「髙佐日煌の教学 (一)(二 」(法華仏教研究 4 ,14, 16 号)、「日蓮の摂折論とその展開」(シリーズ日蓮第2巻)、「他者と日蓮認識―上原專祿を中心として」(シリーズ日蓮第5巻)、他。

 

西岡 芳文 (にしおかよしふみ): 1957 年東京に生まれ、慶應義塾大学・大学院で日本中世史を専攻し、1987年神奈川県立金沢文庫学芸員となり、学芸課長をへて2018年退 職。上智大学特任教授に就任(学芸員課程担当) 。 金沢文庫において担当した展示(図録)は『龍華寺〜武州金沢の秘められた古刹』( 2000 )、『蒙古襲来と鎌倉仏教』 2001 )、『寺社縁起と神仏霊験譚』( 2003 )、『よみがえる鎌倉の学問〜称名寺聖教重文指定記念』( 2006 )、『陰陽道×密教』(2007 )、『称名寺の庭園と伽藍』(2009)、『もうひとつの鎌倉文化』 2011 )、『横浜の元祖宝生寺』( 2017 )など。主要論文は「日本中世の〈情報〉と〈知識〉」(『歴史学研究』 716 号、1998 )、「六壬式占と軒廊御卜」(今谷明編『王権と神祇』思文閣出版、 2002 )、「阿佐布門徒の輪郭」(『年報三田中世史研究』10号、2003)、「富士山をめぐる中世の信仰」(『興風』 22号、 2010 )、「初期真宗門流の展開」(『佛光寺の歴史と文化』法蔵館、 2011 )、「円覚寺の創建と密教の祈祷」(『アジア遊学・古代中世日本の内なる「禅」』勉誠出版、 2011 )など 。




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(2019年度 後期6回)

第1回

「遠壽院荒行堂鬼子母尊像 孝明天皇親拝」考 ―幕末期京都御所禁裏出開帳とその歴史的意義― 講師:戸田 日晨 先生

10月5日

第2回

慶林坊日 隆 の一仏二名論について 講師:平島 盛龍 先生

11月16日

第3回

日興門流教学の究明序説 講師:菅原 関 道 先生

12月21日

第4回

日蓮の専修念仏批判  講師:前川 健一 先生

2020年1月18日

第5回

摂折論再考 講師:澁澤 光紀 先生

2月15日

第6回

中世の日蓮教団と富士信仰  講師:西岡 芳文 先生

3月14日

2019 年度 後期 特別 講座 全6回 これからの天皇制

講座 詳細

「これからの天皇制」

先生

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール

開催日: 2019年度 後期6回 ※毎月第4木曜日 午後6時30分~8時30分

受講料: 1期分12,000円(半年間6回)※1回のみ聴講:3,000円

《講師よりのコメント》

当学林の設立理念に「日蓮思想の再歴史化」があります。それは、現代社会の諸課題に取り組む活きた思想として日蓮仏教を蘇生させていくという実践的な営為です。今回、西山理事長の発案により連続講座「これからの天皇制」を企画しました。本講座では日蓮思想の文脈からは離れて、広く一般的に「天皇制」について論じられてきた6人の先生方を招き、この改元を期にそれぞれの「これからの天皇制」観を語って頂きます。国家と宗教という課題もふくめて「日蓮思想の再歴史化」にもつながる学びの場となります。ぜひご聴講のほどお願いいたします。

各回の講座概要は、こちらのパンフレットPDF★法華コモンズ受講用パンフ2019年度 後期(決定版)にてご確認ください。

正誤表→2019後期パンフ・通信の正誤表_

《講師略歴》

菅孝行(かんたかゆき):1939 年生まれ。評論家、劇作家。舞台芸術財団演劇人会議評議員、ルネサンス研究所運営委員、河合文化教育研究所研究員。著書に『戦う演劇人』(而立書房、2007 年)、『天皇制論集第一巻 天皇制問題と日本精神史』(御茶の水書房、 2014 年)、『三島由紀夫と天皇』(平凡社新書、 2018 年)、編著に『佐野碩 人と思想』(藤原書店、 2015 年)など。

 

原武史( はらたけし): 1962 年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程中退。現在、放送大学教授。明治学院大学名誉教授。著書に『「民都」大阪対「帝都」東京』(サントリー学芸賞)、『大正天皇』(毎日出版文化賞)、『滝山コミューン1974』(講談社ノンフィクション賞)、『昭和天皇』(司馬遼太郎賞)、『皇后考』など。

 

磯前順一(い そまえじゅんいち):1961 年生まれ。博士 文学、東京大学 。東京大学助手、日本女子大助教授を経て、国際日本文化研究センター教授。ハーバード大学、チュービンゲン大学、ルール大学ボッフム、チューリヒ大学の客員研究員および客員教授を歴任。宗教学、批評理
論。主要著書に『近代日本の宗教言説とその系譜』 岩波書店、 2003 年 、『喪失とノスタルジア』 みすず書房、 2007 年 、『宗教概念あるいは宗教学の死』 東京大学出版会、 2012 年 、『閾の思考』 法政大学出版局、 2013 年 、『死者のざわめき』 河出書房新社、 2 015 年 、『昭和・平成精神史』 講談社、 2019 年 。共著に『民衆宗教論』 東京大学出版会、 2019 年 。

 

島薗進 (しまぞのすすむ):1948 年東京生まれ。 1977 年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。筑波大学哲学思想学系研究員、東京外国語大学助手・助教授を経て、東京大学文学部(大学院人文社会系研究科)宗教学宗教史学科教授。専攻は近代日本宗教史、比較宗教運動論。現在、上智大学大学院実践宗教学研究科研究科長・教授、同グリーフケア研究所所長、同モニュメンタニポニカ所長。 東京大学名誉教授 。著書に『国家神道と日本人』( 岩波書店 、 2010 年)、『日本人の死生観を読む』(朝日新聞出版、2012年)、『つくられた放射線「安全」論 科学が道を科学が道を踏みはずすとき』(河出書房新社、2013年)、『宗教を物語でほどく』(NHK出版2016)、『宗教ってなんだろう』(平凡社、2017年)、『ともに悲嘆を生きる』(朝日新聞出版、2019年)、『神聖天皇のゆくえ』(筑摩書房、2019年)、『明治大帝の誕生』(春秋社、2019年)

 

大澤真幸(おおさわまさち):1958 年長野県松本市生まれ。東京大学大学院社会学研究科修了。社会学博士。千葉大学文学部助教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授等を歴任。現在、個人思想誌『 Thinking 「 O 」』を主宰。著書に、『ナショナリズムの由来』(毎日出版文化賞)、『〈世界史〉の哲学』、『自由という牢獄』(河合隼雄学芸賞)、『日本史のなぞ』、『三島由紀夫 ふたつの謎』、『社会学史』等。

 

片山 杜秀(かたやまもりひで):1963 年宮城県生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。慶應義塾大学法学部教授。著書に『近代日本の右翼思想』、『未完のファシズム』、『平成精神史』、『鬼子の歌』、『音楽放浪記』、『近代天皇論』(島薗進との対談)など。サントリー学芸賞、吉田秀和賞、司馬遼太郎賞受賞。













(2019年度 後期6回)

第1回

天皇制の「これから」をめぐって-その呪縛からの自由- 講師:菅 孝行 先生

10月24日

第2回

「 平成流 」 とは何だったのか 講師:原 武史 先生

11月28日

第3回

出雲神話論祀らざる神の行方  講師:磯前 順一 先生

12月26日

第4回

国家神道と神聖天皇制崇敬 講師:島薗 進 先生

2020年1月23日

第5回

天皇制の将来 講師:大澤 真幸 先生

2月20日

第6回

「 象徴天皇」と「人間天皇」の矛盾について 講師:片山杜秀 先生

3月26日

講座「鎌倉仏教史の名著を読む」 菊地大樹

講座 詳細

「鎌倉仏教史の名著を読む」

先生

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール

開催日: 2019年度 後期6回 ※毎月第3火曜日(7月は別) 午後6時30分~8時30分

受講料: 1期分12,000円(半年間6回)※1回のみ聴講:3,000円

《講師よりのコメント》

この講座は、歴史学の立場から日本仏教のさまざまな側面を継続的に考えてゆくことを目指します。これは言い換えれば、教理文献に残された思想を、それが著された時代の文脈の中で立体的にとらえなおす営みに他なりません。しかもひとつの時代は系譜となって、前後に長く連なってもいます。そこで日蓮の生きた鎌倉時代をつねにどこかで射程に入れつつも、ときには原始古代にまでさかのぼり、また私たちの生きる近現代にも立ち戻って進んでいきたいと思います。2019年度後期は、前期に引き続き参加者と一緒に名著を読み進めてみたいと思います。前 期は日本宗教史全般に関する入門的な内容でしたので、後期はもう少し絞って、鎌倉仏教に焦点を当ててみましょう。すでに、研究論文や引用史料へのアプローチの方法などについてはお話ししましたので、後期はそれを踏まえてさらに論文の内容に踏み込んでいきたいと思います。ただし、もちろん前期を受講していなくても差し支えありませんし、6回のうちどれか1回だけを選んで出席しても、十分 に理解できるようにしていきたいと思っています。前期と同様、古典と言っていいような名論
文から、近年の研究を切り開いた野心的な研究論文にまで目を向けてみ ましょう。日蓮は、言うまでもなく鎌倉仏教の花形の一人です。しかし、日蓮を理解するためには鎌倉時代の天台宗や他の宗派、また宗派には収まりきらない中世のひとびとの信心にまで目を広げて勉強していく必要があります。わずか6回ですべてを網羅することはできませんが、みなさんが日蓮や鎌倉仏教に対して今までとは違った視点からの興味を感じていただければ幸いです。前期にもお話ししたように、歴史には堅苦しい定理や公式はありません。優れた歴史の論文は、自由な叙述によって読者を魅了していきます。優れた研究文献を講読しながら、生き 生きとした鎌倉仏教の世界をいっしょに学んでいきましょう。みなさんには、毎回指定された学術論文1点をあらかじめ通読してから参加していただきます(テキストとなる論文は、事務局でご用意いたします)。その上で、その論文に述べられているさまざまな時代背景や、関連する他の著書・論文についてもご紹介していきます。 6 回の講義を通じて、こんどは鎌倉仏教研究に関しても展望が開けることを目指しましょう。

《講師略歴》

菊地大樹(きくちひろき):1968年東京都生まれ。東京大学大学院修士課程修了。博士(文学)。

現在、東京大学史料編纂所准教授。

(2019年度 後期6回)

第1回

上島 享「鎌倉時代の仏教」を読む

10月15日

第2回

家永三郎「日蓮の宗教の成立に関する思想史的考察」を読む

11月19日

第3回

平 雅行「法然の思想構造とその歴史的位置」を読む

12月17日

第4回

阿部泰郎「女人禁制と推参」を読む「二元的原理の儀礼化」を読む

2020年1月21日

第5回

佐藤弘夫「怒る神と救う神」を読む

2月18日

第6回

大塚紀弘「中世「禅律」仏教と「禅教律」十宗観」を読む

3月17日

講座「『法華経』『法華文句』講義」 菅野博史

講座 詳細

「『法華経』『法華文句』講義」

先生

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール

開催日: 平成31年度 前期6回 ※毎月第4月曜日(7月、9月、10月、2月、3月は別) 午後6時30分~8時30分

受講料: 1期分12,000円(半年間6回)※1回のみ聴講:3,000円

※第7回~第12回は平成31年度後期講座となります。

後期予定 10月21日、11月25日、12月23日、2020年1月27日、2月17日、3月30日

《講師よりのコメント》

昨年度より『法華経』『法華文句』の講義を続けております。『法華文句』は『法華経』の随文釈義の注釈書ですので、「注釈書読みの経典知らず」にならないためには、『法華文句』を読むときには、常に『法華経』の本文を読まなければなりません。現在、『法華文句』の本文を地道に読む機会はほとんどないと思われますので、この講義では、煩を厭わず、『法華文句』の本文をすべて読んで講義をしています。もちろん同時に『法華経』も読んでいきます。受講生の希望がある限り、地道に続けて行きたいと思っています。なお、福神研究所主催の『摩訶止観』の講義はすでに四年半が終わり、ようやく今年一月から正修止観章の「十乗観法」に入ります。この講義と同日、同会場で開催しています(時間は15時~17時半)。

★教科書 『法華文句』Ⅰ~Ⅳ(第三文明社、各冊2484円)→割引価格各冊2000円

★『法華経』はプリントを配布します。

《講師略歴》

菅野博史(かんのひろし):1952年福島県生まれ。1976年東京大学文学部印度哲学印度文学科卒業。1984年東京大学大学院博士課程(印度哲学)単位取得退学。1994年文学博士(東京大学)。現在創価大学文学部教授。専門は、仏教学、中国仏教思想史。著書に『一念三千とは何か―摩訶止観正修止観章―』(第三文明社)、『法華経入門』(岩波書店)、『中国法華思想の研究』(春秋社)、『南北朝・隋代の中国仏教思想研究』『法華経―永遠の菩薩道―』(大蔵出版)、他。訳書に『法華文句・ⅠⅡⅢⅣ』『法華玄義・上中下』(第三文明社)。

(2019年度 後期6回)

第7回

10月21日

第8回

11月25日

第9回

12月23日

第10回

2020年1月27日

第11回

2月17日

第6回

3月30日

平成31年度(前期)講座一覧

開講予定の講座 受講受付中です。

講座「『観心本尊抄』を読む」 都守基一

講座 詳細

「『観心本尊抄』を読む」

先生

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール

開催日: 平成31年度 前期6回 ※毎月第2土曜日(原則) 午後4時00分~6時00分

受講料: 1期分12,000円(半年間6回)※1回のみ聴講:3,000円

《講師よりのコメント》

日蓮聖人が佐渡の配所で著された『如来滅後五五百歳始観心本尊抄』は、本化地涌の菩薩としての自覚をもとに、観心という実践的な立場から、末法という新たな時代に始めて弘まるべき題目と本尊について論述されたものです。本書は聖人自ら「当身の大事」とおっしゃっておられるように、遺文中の最重要書であり、多くの先学による研究の蓄積があります。ここでは皆さんと一緒に拝読しつつ、自分なりの理解を述べてみたいと思います。

《講師略歴》

都守基一(つもりきいち):1961年、愛知県生まれ。立正大学大学院文学研究科仏教学専攻博士過程修了。現在、常円寺日蓮仏教研究所主任、身延山大学仏教学部非常勤講師。編著に『日蓮仏教研究』1~9、『中村檀林資料』1~3、『京都本法寺宝物虫払い出展目録』10冊、『京都本山妙覚寺歴代先師会の栞』4冊など。論文に「『法華取要抄』の草案について」(『大崎学報』154号)、「日蓮聖人遺文『善無畏三蔵鈔』再考」(『日蓮仏教研究』1号)、「『立正安国論』の再確認」(『身延山大学東洋文化研究所所報』16号)など。

(平成31年度 前期6回)

第1回

述作由来と大意

4月13日

第2回

書誌と末註

5月11日

第3回

題号と撰号

6月8日

第4回

題目段の拝読

7月6日

第5回

本尊段の拝読

8月3日

第6回

流通段の拝読

9月14日

講座「仏教説話の世界」 岡田文弘

講座 詳細

「仏教説話の世界」

先生

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール

開催日: 平成31年度 前期4回 ※毎月第2土曜日(7月は別) 午後6時45分~8時45分

受講料: 1期分10,000円(半年間4回)※1回のみ聴講:3,000円

《講師よりのコメント》

本講義は「仏教説話」を切り口として、仏教の諸側面を見ていきます。

仏教説話は民衆の間に根付いた「生きた仏教」のありようを反映し、通常の仏教学・教理研究の視座からはこぼれ落ちてしまうような、多様な仏教の形を我々に示してくれるものです。またその内容は、文学の立場・史学の視座からも着目すべき要素を多く含み、また美術の分野にも深い影響を及ぼすなど、文化的にも多くの示唆を与えてくれます。

更に大局的な視点から見れば、口伝えの話(口承文芸)がテクスト化する(書承文芸になる)ことで成立した説話文学は、同じく口承が書承に変化することで成立した仏教経典と軌を一にするとも言えます。そのため説話文学を検討することは、経典を中心とする現在の仏教について、その根底を考えることにすらつながり得るとも言えましょう。

今回の講義では、まず、そもそも「仏教説話」とはいかなるものなのかを概説し、その源流として初期仏典のジャータカ物語や、大乗仏典に見られる説話的挿話について見ていくところから話を始めます。続いて舞台を日本に移し、説話集の編纂が流行した平安中〜後期(西暦1000年前後)の状況に着目します。この平安時代の「説話ブーム」は比叡山の講組織と密接な関係を持つものですが、その中心にいた恵心僧都源信や、そこから生まれた代表的な法華説話集『法華験記』(鎮源撰)等について取り上げます。更に視野を広げ、日蓮と説話の関係も見ていきます。このように「仏教説話」という切り口から、仏教がいかに享受され新たな展開を見せ人々の血肉となっていったか、そのあゆみを概観していくことを試みます。

《講師略歴》

岡田文弘(おかだぶんこう):1987年岡山県生まれ。東京大学文学部卒、同大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。立正大学法華経文化研究所研究員、日蓮宗現代宗教研究所研究員。

(平成31年度 前期4回)

第1回

仏教説話の発生

4月13日

第2回

説話文献編纂の黄金期と恵心僧都源信

5月11日

第3回

鎮源『法華験記』の世界

6月8日

第4回

日蓮聖人と説話

7月6日

講座「日本宗教史の名著を読む」 菊地大樹

講座 詳細

「日本宗教史の名著を読む」

先生

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール

開催日: 平成31年度 前期6回 ※毎月第3火曜日(7月は別) 午後6時30分~8時30分

受講料: 1期分12,000円(半年間6回)※1回のみ聴講:3,000円

《講師よりのコメント》

この講座は、歴史学の立場から日本仏教のさまざまな側面を継続的に考えてゆくことを目指します。これは言い換えれば、教理文献に残された思想を、それが著された時代の文脈の中で立体的にとらえなおす営みに他なりません。しかもひとつの時代は系譜となって、前後に長く連なってもいます。そこで日蓮の生きた鎌倉時代をつねにどこかで射程に入れつつも、ときには原始古代にまでさかのぼり、また私たちの生きる近現代にも立ち戻って進んでいきたいと思います。

2019年度後期は、参加者と一緒に日本宗教史における名著を読み進めてみたいと思います。前半はすでに古典といっていいような文字通りの名論文、後半は近年の研究を切り開いた野心的な研究論文を選んでみました。歴史の研究は、史料を読むことから始まります。しかし、実際に史料を正確に解読するには専門的な知識や技術も必要ですし、また、ただやみくもに読めばいいというわけではありません。

そこで今回は、まず過去の研究者による優れた論文の読解を通じて、様々な宗教史の見方を学んでいくことにより、どのように史料にアプローチしてゆけばよいのかを考えていきましょう。論文は、文学作品やエッセイと違って、ある程度決められたルールにもとづいて書かれています。したがって、論文を読む側もそのルールを理解しながら読み進めなければなりません。参加者のみなさんには、まずこのような読解の方法を学んでいただきましょう。といっても、歴史には堅苦しい定理や公式はありません。優れた歴史の論文は、自由な叙述によって読者を魅了していきます。ルールを踏まえることにより、はじめてその魅力が見えてくることでしょう。

みなさんには、毎回指定された学術論文1点をあらかじめ通読してから参加していただきます(テキストとなる論文は、事務局でご用意いたします)。その上で、その論文に述べられているさまざまな時代背景や、関連する他の著書・論文についてもご紹介していきます。6回の講義を通じて、古代中世に軸足を置きながらも、日本宗教史全体に対する入門的展望が持てることを目指しましょう。

《講師略歴》

菊地大樹(きくちひろき):1968年東京都生まれ。東京大学大学院修士課程修了。博士(文学)。

現在、東京大学史料編纂所准教授。

(平成31年度 前期6回)

第1回

大隅和雄「古代末期における価値観の変動」を読む

4月16日

第2回

高木 豊「持経者の宗教活動」を読む

5月21日

第3回

黒田俊雄「日本宗教史上の「神道」」を読む

6月18日

第4回

ルチア・ドルチェ「二元的原理の儀礼化」を読む

7月23日

第5回

西村 玲「教学の進展と仏教改革運動」を読む

7月23日

第6回

ジェームズ・ケテラー「バベルの再召-東方仏教と1893年万国宗教大会-」を読む

9月17日

講座「『法華経』『法華文句』講義」 菅野博史

講座 詳細

「『法華経』『法華文句』講義」

先生

会 場: 新宿 常円寺 祖師堂地階ホール

開催日: 平成31年度 前期6回 ※毎月第4月曜日(7月、9月、10月、2月、3月は別) 午後6時30分~8時30分

受講料: 1期分12,000円(半年間6回)※1回のみ聴講:3,000円

※第7回~第12回は平成31年度後期講座となります。

後期予定 10月21日、11月25日、12月23日、2020年1月27日、2月17日、3月30日

《講師よりのコメント》

昨年度より『法華経』『法華文句』の講義を続けております。『法華文句』は『法華経』の随文釈義の注釈書ですので、「注釈書読みの経典知らず」にならないためには、『法華文句』を読むときには、常に『法華経』の本文を読まなければなりません。現在、『法華文句』の本文を地道に読む機会はほとんどないと思われますので、この講義では、煩を厭わず、『法華文句』の本文をすべて読んで講義をしています。もちろん同時に『法華経』も読んでいきます。受講生の希望がある限り、地道に続けて行きたいと思っています。なお、福神研究所主催の『摩訶止観』の講義はすでに四年半が終わり、ようやく今年一月から正修止観章の「十乗観法」に入ります。この講義と同日、同会場で開催しています(時間は15時~17時半)。

★教科書 『法華文句』Ⅰ~Ⅳ(第三文明社、各冊2484円)→割引価格各冊2000円

★『法華経』はプリントを配布します。

《講師略歴》

菅野博史(かんのひろし):1952年福島県生まれ。1976年東京大学文学部印度哲学印度文学科卒業。1984年東京大学大学院博士課程(印度哲学)単位取得退学。1994年文学博士(東京大学)。現在創価大学文学部教授。専門は、仏教学、中国仏教思想史。著書に『一念三千とは何か―摩訶止観正修止観章―』(第三文明社)、『法華経入門』(岩波書店)、『中国法華思想の研究』(春秋社)、『南北朝・隋代の中国仏教思想研究』『法華経―永遠の菩薩道―』(大蔵出版)、他。訳書に『法華文句・ⅠⅡⅢⅣ』『法華玄義・上中下』(第三文明社)。

(平成31年度 前期6回)

第1回

4月22日

第2回

5月27日

第3回

6月24日

第4回

7月29日

第5回

8月26日

第6回

9月30日