Skip to main content

10月22日(土)午後4時30分より、大竹晋先生の連続講座「史実・僧侶妻帯世襲―ブッダ時代から現代まで」の第1回「海外篇・古代から現代までの僧侶妻帯世襲」が開始しました。

まず僧侶とは何か、なぜ独身であるのかとして『波羅提木叉』『三法度論』『成実論』『サンユッタ・ニカーヤ』の内容を挙げつつ愛(渇愛)が輪廻において転生をもたらし性交が悪行とされること、また在家者は性交は悪行とされないが、邪婬は悪行とされることを説明しました。

その後、僧侶妻帯はいかなる地域に起こったかとしてインド、チベット、ネパール、中央アジア、中国、朝鮮、ヴェトナムでの例を紹介し、僧侶妻帯を予言する諸経の内容とそれが日本においては『賢愚経』『大悲経』など中心に「僧侶妻帯に対するブッダのお墨付きとして機能」したことが述べられて、講義が終了しました。

次回は、11月5日に第2回「日本篇Ⅰ・前近代の僧侶妻帯世襲—解禁はどう準備されたか」が開講されます。みなさまの受講をお待ちしております。(スタッフ)

commons

Author commons

More posts by commons