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平成29年7月31日(月)、菅野博史先生による第16回目の「『法華玄義』講義」が行われました。
今回は「迹門の十妙」の「神通妙」~「功徳利益妙」についての講義でした。
まず、迹門の十妙の意義について、
「智顗の思想の特色として、教学と実践の総合、つまり教観双美とたたえられてきた点と、教学自体の総合、実践(禅観)自体の総合という点がある」
とした上で、
「迹門の十妙において取りあげられた項目は、ある意味で、仏教全体を包括する全体性を持っていると思われる。智顗自身が指摘しているように、仏教全体といっても、自行と化他の二門を出ない。
今、この枠組みを使って十妙の全体性を説明すると、境・智・行・位は自行の因といわれ、三法は自行の果、感応・神通・説法は化他の能化、眷属・利益は化他の所化といわれている」
と解説され、その後、「神通妙」「説法妙」「眷属妙」「功徳利益妙」それぞれについて講義されました。
次回は、8月28日(月)18:30より「本門の十妙(1)」の講義が行われます。
当日のみの受講(1回3,000円)も随時受け付けておりますので、本HP内の「受講のお申込み」からお申込みください。皆さま奮ってご参加ください。
(文責・編集部)

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