平成30年10月29日(月)、菅野博史先生による「『法華経』『法華文句』講義」第7回講座が行われました。
今回は、序品冒頭の「与大比丘衆」についての講義でした。(テキスト P48 L12~P56 L13)
法華経の会座における同聞衆に声聞・菩薩・雑衆の三があり、そのうちの声聞について比丘と比丘尼の二があるとします。
その比丘衆について、多知識と小知識の二があり、多知識について、一に類、二に数、三に位、四に歎、五に列名、六に結、
の六項目で解説しています。
一の類では、「与大比丘衆」についての通釈と、別釈では「与」「大」「比丘」「衆」のそれぞれについて、
『大智度論』等の論を引用しつつ、因縁釈・約教釈・本迹釈・観心釈の四義で解説されています。
次回は、別釈のうちの「衆」についての解説からです。
また、同日の15時から同会場において、菅野先生による「『摩訶止観』講義」(福神研究所主催)も行われています。
こちらは配布テキストとは別に、『一念三千とは何か』(第三文明社)も参考書として活用しますのでご準備ください。
「『摩訶止観』講義」は、1回2000円となっておりますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
(スタッフ)