8月6日(土)、苅谷定彦先生による「インドの『法華経』を読む」第5回講座が開講されました。
本講義は、『法華経』成立後に持ち込まれた様々な異質の思想(主に般若系の思想)を精緻に取り除き、本来の『法華経』を丁寧に読みといていく講義です。
今回は、「第2章『仏乗品』の精読」と題し、『法華経』の第2章「仏乗品」(『妙法蓮華経』では「方便品」)についての講義でした。
『妙法蓮華経』で「方便」と訳されている「upāya」の本来的意義や、「諸法実相」を説いている箇所の解釈について、非常に説得性のある先生独自のご見解をご講義いただきました。
次回9月3日(土)はいよいよ最終講義となっております。次回のみのご参加も受け付けておりますので、大勢様のご参加をお待ち申し上げます。