7月2日(土)、苅谷定彦先生による「インドの『法華経』を読む」の第4回目の講義が、受講者20名によって行われました。
苅谷先生によれば、法華経はあくまで一人の比丘が瞑想に入って見仏し、仏に説法を勧請し、教法を聴聞して憶持したものであるが、法華経の内容は般若経の三乗説をベースに、般若経の思想を超える形で法華経は形成されている。しかし後に般若経を信仰する教団によって、法華経とは異質の思想が持ち込まれていると考えられるとされます。
今回より、先生の長年に亘る『法華経』本文の精読によるところの、ご自身のご見解を示され、ご講義されました。次回は、いよいよ迹門の中心である方便品の講 義予定です。多くの方のご参加を心よりお待ちしております。