講座⑤「日蓮聖人教学の基礎」第3回講座報告

講座⑤「日蓮聖人教学の基礎」第3回講座報告
2016年6月13日 commons

平成28年6月9日に、庵谷先生の第3回目の講義・「日蓮聖人における五義」が行われました。

 

五義とは、教・機・時・国・序(→師)で、宗祖が伊豆流罪で発表された方法論です。

以下感想です。普通、教判論といえば、「五重相対」や「五重三段(四種三段)」が、まず頭に浮かびます。ただそれらは、五義の中の「教」の部分を深化させたものであり、その「教」の正当性を保証するために時・国・序(→師)があるということ、つまり五義判は総合的視点の方法論であるということを、今回あらためて確認させていただきました。

 

「5W1H」でいえば、What(教:妙法五字)、 Why(機:直機の衆生)、When(時:末法)、 Where(国:日本)、 Who(師:日蓮聖人)、 そしてHow(不軽折伏行)、という視点でしょうか。現代人も首肯できる方法論であると思いました。