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『法華文句』講義 8月28日(月) テキスト『法華文句』(Ⅲ)632頁12L~

残暑厳しい8月末日、[3]訓読「捨机用車譬」確認。
長者は力があるので衣の裾で包んだり、几案(机のようなもの)に子どもを乗せて火宅を出ようとするも、門が小さく狭いので諦める。そこで外に三つの車があるので出てきなさいと呼びかける意なので、机を捨てて車を用うるとなっている。
テキスト(Ⅲ)632頁12行目~。「上の三七日思惟」は法説周、方便品で説かれている。その譬えを、この譬説周で対応させ説いている。
断徳とは煩悩を断ちきった状態=涅槃。智徳は煩悩を断ちきって智慧を獲得すること=菩提。次に観門・誡門に、各各為人悉檀・対治悉檀に当てはめ解説。
634頁「衣?几案等」とは、3週間思惟し詳細・簡略に説くが、衆生はそれを理解できない。「復更思惟」の下は、子どもが理解できないことを前提として機根が無いと説かれた。
638頁6行目「為説怖畏」~の辺り。通し番号が出ていないのでわかりにくい。全体の整理ができていれば解消できた。湛然の師・左渓玄朗が『法華文句』を改めて添削した。この箇所のように未整理の部分があることを指摘。
本日、639頁4行目で終了。次回640頁冒頭から。お疲れさまでした。(スタッフ)

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