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令和元年6月24日(月)18時30分から、「『法華経』『法華文句』講義」講座(第14回)が行われました。
今回は、「大目揵連」と「摩訶迦旃延」についての講義でした。(テキスト112頁 1行目から)
「大目揵連」の因縁釈では、難陀龍王と跋難陀龍王を神通力で降伏させた説話や、提婆達多について釈尊のもとを離れた比丘たちに対して法を説いて釈尊のもとに戻した説話などが引用されている。約教釈の蔵教においては、十四変化(神足通によって欲界・色界にさまざまな形に姿を変えて現れること)や十八変(右脇から水や火を出したりする十八種の神通)について解釈し、通教では空慧の心を以て神通を示すこと、別教では、次第に三諦によって神通を修得して、二乗を超過すること、そして、円教では実相によってえる神通について解釈している。本迹釈では、十方世界に応現して慈悲によって仏事を作すことを解釈している。
論議第一と謳われる「摩訶迦旃延」の因縁釈では、外道との十の問答や世典婆羅門との論議について説かれており、約教釈では、四教(蔵・通・別・円)それぞれによって道理を論じることについて解釈されている。本迹釈では衆生を愍むために迹を示して五味の論議師となることが説かれ、観心釈では、観智が境を研き、境は智を発し、智と境が往復することは観心をもって義を論ずることだと釈している。(テキスト124P、最終行まで)
次回は、7月29日(月)18時30分から行われます。
なお、前回5月27日(月)の休講分は、9月9日(月)18:30から補講させていただきます。よろしくお願いいたします。(この日は『摩訶止観』講義はありません)
また、本講義と同日の15時から、同会場において菅野先生による「『摩訶止観』講義」(福神研究所主催)が開催されています。
現在、十乗観法の巧安心観心についての講義が行われています。
「『摩訶止観』講義」では、配布テキストとは別に、『一念三千とは何か』(第三文明社)も参考書として活用しますのでご準備ください。
「『摩訶止観』講義」は、1回2000円となっておりますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
(文責・スタッフ)
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