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平成31年3月25日(月)18時30分から、「『法華経』『法華文句』講義」講座(第12回)が行われました。
平成31年度、第2期の最終講となる今回は、前回に引き続き「摩訶迦葉」の解釈についてから講義されました。
約教釈では摩訶迦葉が実践した抖擻(頭陀行)について蔵教・通教・別教・円教それぞれの立場で解釈しており、
本迹釈では五味を用いて摩訶迦葉の抖擻について解釈し、最後に観心釈によって摩訶迦葉の抖擻を解釈しています。
つぎに「三迦葉」(優楼頻螺・那提・迦耶)について、因縁釈では『太子瑞応本起経』に説かれる釈尊と三迦葉の因縁について
述べられており、約教釈では『増一阿含経』を引用して三迦葉を解釈しています。
本迹釈では三徳(般若・法身・解脱)を用いて三迦葉を解釈し、観心釈では「城」「水」「林」の喩えによって、迦葉兄弟の徳を述べています。
今回はテキスト98P、2行目まで講義され、最後に菅野先生から第2期の修了証の授与が行われました。
次回は、4月22日(月)18時30分から行われます。
本講義と同日の15時から、同会場において菅野先生による「『摩訶止観』講義」(福神研究所主催)が開催されています。
現在、十乗観法の観不思議境についての講義が行われています。
「『摩訶止観』講義」では、配布テキストとは別に、『一念三千とは何か』(第三文明社)も参考書として活用しますのでご準備ください。
「『摩訶止観』講義」は、1回2000円となっておりますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
(文責・スタッフ)
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