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3月16日(土)、新宿・常圓寺祖師堂において、「法華仏教講座」第6回講座が執り行われ、講師として鈴木正厳先生が登壇された。講題は「日陣の教義をめぐって」。
鈴木先生は、法華宗(陣門流)の学林長・宗学研究所所長を歴任し(現・学林名誉教授、宗学研究所顧問)、長年に亘って教学研究と後進育成に尽力されてきた篤学である。
鈴木先生は、法華宗(陣門流)の門祖と仰がれる円光坊日陣(1339~1419)の教学の骨子、日陣と本国寺第5世建立院日伝との間で繰り広げられた本迹論争(陣伝論争)の概要、日陣の後の日現・日覚・日求・日相という陣門四哲の教学の特徴など、これまでの陣門流の教学史的な流れを、各時代の特色を押さえながらダイジェスト版的にご御講義下さった。
講義中には、曽て『法華宗全書』編纂時に翻刻を任された草書体『五十五ヶ条難勢』解読と向き合われた際のご自身の苦労話なども交えながら、貴重な講義(2時間)を受講することができた。
今回の鈴木先生の講義には、法華宗(陣門流)の西山英仁宗務総長や牧野秀成総務部長をはじめ多くの宗門関係者が駆け付け、陣門教学に関心を寄せる研究者も多数集まり、盛会となった。
講義終了後、有志一同から鈴木師に花束が贈呈され、会場は大きな拍手で包まれた。

鈴木先生、誠に有難うございました。(スタッフ)(写真撮影・村上東俊師)

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