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2月22日(木)、常圓寺日蓮仏教研究所さまを会場として、間宮先生の「日蓮聖人の宗教的自覚をめぐる諸問題」第5回目講義「『愚者』と『智人』―日蓮聖人にみる逆説性―」が執り行われました。
当日は、身体の芯にまで寒さが染みわたる、この冬特有の気候でしたが、間宮先生の名講義のなせる業でしょう、多くの聴講者がお越しになりスタッフとしても感動を覚えました。
この日の間宮先生の御講義も、伝道者として歩まれた日蓮聖人の内面を鋭く描き出す、非常に興味深い内容でした。
日蓮聖人の宗教的「心み」を、理論面と実践面、あるいは主意的側面と主知的側面、あるいは愚者(愚人)認識と智者(智人)認識という、対概念を用いて緻密に考証され、それらが、螺旋状に、相互に関わり深めあいながら、宗教的自覚が完成の域に達せられる様相を明快に論じられました。そこにおいて、文証・理証(道理)・現証、ことに現証がキーとして存在していたことを、日蓮聖人の御遺文に基づいて微細に論じてくださいました。

次回は連続全6回講義の最終回。3月22日(木)午後6時~。会場は常圓寺日蓮仏教研究所さまです。テーマは「『地涌・上行菩薩』と日蓮聖人―何が問題なのか―」。大変興味深いテーマです。
当日のみの受講(1回3,000円)も受け付けております。当日の参加希望も受け付けております。
講義終了後には、先生を囲んでの懇親会が予定されています。
多くの皆さまのお越しをお待ち申し上げております。(スタッフ)

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