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平成28年11月17日(木)、身延山大学・池上要靖教授による「初期仏教研究 -仏滅年代論・経典の成立-」講義が行われました。
第2回目となる今回は、「史料価値としての初期経典」というテーマでの講義でした。
冒頭に、パーリ語経典の歴史的価値について、
1、仏陀の金言を知る最も有益な資料。
2、1、を基本として、仏教思想発展段階の起点が残されているパーリ語経典の形成段階が仏教の思想的発展段階を示す。
3、文化的状況、他宗教の状況などを知る手がかりとなる。
と示され、その後、パーリ語文献の分類についての詳説、『沙門果経』に説かれる六師外道の思想から見出される当時のインドの思想と、仏陀の思想について講義されました。
次回の講義内容は、12月22日(木)18:30から、「経典成立の過程-記憶から記録へ-」です。
次回からのご参加および、当日のみのご聴講(1回3,000円)も随時受け付けておりますので、本HP内の「受講のお申込み」からお申込みください。
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