講座「『法華経』『法華文句』講義」第10回講座報告

講座「『法華経』『法華文句』講義」第10回講座報告
2019年1月28日 commons

平成31年1月28日(月)18時30分から、平成31年最初の「『法華経』『法華文句』講義」講座(第10回)が行われました。
今回は、前回に引き続き、法華経列座の二十一人の阿羅漢のうち、釈尊が成道して最初に教えを説いた五比丘の一人である「阿若憍陳如」
についての解釈からでした。(テキスト72P L2~)
『法華文句』では、阿若憍陳如についてもこれまで同様、因縁釈、約教釈、本迹釈、観心釈の四種釈によって解釈されています。
今回は約教釈(蔵教・通教・別教・円教)それぞれの解釈からはじまり、続いて本迹釈、観心釈についての解釈について、
テキストを読み進めながらの詳細な講義が行われました。(今回はテキストP77 L6の「煩わしく更に説かず」まで)
また、講義終盤には、次回講義から取り扱っていく「摩訶迦葉」についての様々な説話の披露がありました。
次回は、平成31年2月25日(月)18時30分からを予定しています。

本講義と同日の15時から、同会場において菅野先生による「『摩訶止観』講義」(福神研究所主催)が開催されています。
こちらは、次回からいよいよ十乗観法の観不思議境についての講義がはじまります。
「『摩訶止観』講義」では、配布テキストとは別に、『一念三千とは何か』(第三文明社)も参考書として活用しますのでご準備ください。
「『摩訶止観』講義」は、1回2000円となっておりますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
(文責・スタッフ)